青森・秋田・岩手 メタボリック出張
先日、数日をかけて北東北3県の出張に行っていた。
各県のお客巡りを車で走行するわけだが、ともかくでかいエリアである。
岩手県だけでも、四国より少し小さいくらい。走行距離は4日で、800Kmに及んだ。
例によって、時間の許す限り、というか腹の許す限り飲んで、食べた。
まずは、朝一の新幹線にて「八戸」入り。これなら午前中に、市内で面談ができる。
お昼は、八戸市民の食生活を支える、「八食センター」へ。ここは必ず訪れることにしている。市場とショッピングセンターが一体化したような施設で、飲食店も充実している。
「勢登鮨」でラーメン・寿司セットで、満腹コース。煮干出汁の八戸ラーメンに、鮮度抜群の寿司は応えられない組合せ。
三沢市内のスーパーで、魚介の串焼きの移動屋台を発見。
焼鳥じゃないところが、青森している。たまらん。 夜は、南下して「盛岡」泊。盛岡の夜は以外に賑やかだ。
華やかな客引きも多い、ふらりと小料理屋「酔牛」へ入ってみる。
馬刺しや、豆腐、三陸の魚などをあてに、岩手の地酒「よえもん」などをたくさん飲んだ。腹が許せば、「冷麺」でもと思ったが初日ゆえ慎重に見送った。画像は以前食べた「ぴょんぴょん舎」の冷麺。イオンなどに出店したり、テレビでも紹介されたりで、最近有名になってしまった。
翌日は、岩手から秋田内陸部の「大舘」へ。ハチ公の生まれた里。
比内地鶏の産地。地鶏の店「秋田比内や」大舘本店に勇んで乗り込んだが、客は満杯。かろうじて一人分確保してもらった。写真を撮るどころでない。
比内地鶏は、コシと鶏の旨味が凝縮されていて、何を食べても最高。甘めの地酒との相性も良い。残念だったのは、混雑する客の面々は、皆関東方面からの出張族で、自分がどこにいるのかわからなかったこと。つまらないのだ。
地元と触れ合うのも、出張の楽しみだし、情報のやり取りも仕事に寄与するのだ。
でも、2軒目に訪れた、「GREEN WOOD」なるバーは、既に紹介済みだが、音楽といいウィスキーといい、私の好みに符合する素敵な店だった。
比内鶏の卵を織り込んだ「パイラスク」を購入した。これが、卵の優しい甘味が効いておいしかった。 大舘で「そば処七味」にふらりと入った。ところが、メニューの大半は中華である。皆、中華そばなどを食べている。そこで、「特製七味ラーメン」なるものを注文。これが、魚貝出汁のあっさりラーメンで、具がゴージャス。
なかなかに優しい味で、堪能した。
翌日は、津軽「弘前」を経て、「青森」へ。
青森に行くと、必ず行く寿司屋「あけぼの」。親子で永年真面目に握り続ける、地元民に愛される肩の凝らない寿司屋だ。
市内に入ったのが遅かったので、ネタがかなり絞られてしまったのが残念だが、それでも鮮度の高い素晴らしい魚を供してくれた。 最高だったのが、津軽湾・野辺地の近郊でとれた「ウニ」。
もう、も~う、たまらなく美味い。どうしようもない。
津軽の名酒「田酒」があれば言うことなしだが、「じょっぱり」で我慢。
ウニをひとくち、口に含んでは、とろける甘味を噛みしめる。それを、日本酒で流し込んですっきりさせ、またウニを頬張る・・・・・。 「あるネタで握りましょう」ということで、この寿司。
こんな美味いものばかり食べてたら、体を壊してしまうが、それでもいい。
もう、どうにでもして、ということになる。 腹ごなしに、青森駅まで歩いて、この先は北海道なんだと、しばし旅情を楽しんだ。
体のメタボリック化が心配だが、酒と美味しいものは、音楽と同様に止められない。周囲は私を「ミスター・M(メタボリック)」と呼ぶ。ふっふっふ。
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