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2006年9月20日 (水)

チャイコフスキー 交響曲第4番 バレンボイム

Barenboim_tchaiko4 チャイコフスキーも久しぶりにちゃんと聴くといいもんだ。
なんだかんだで、好きなのだから。

今日は変わりダネの演奏で、バレンボイムがニューヨーク・フィルを振った4番の交響曲を。
バレンボイムがピアニストから本格的な指揮者になるまでは、イギリス室内管でモーツァルトあたりでじっくり練習しながら、大きな編成のものにチャレンジしていった。70年代に入ると、ロンドンのオケやアメリカのメジャーを振り始め、EMIからDGに鞍がえしたのもその頃。その狭間に、CBSに録音したのがこの1枚。
今では考えられないNYPOとの共演。1971年の録音である。

Barennboim ちょうどその頃、日本にイギリス室内管とやってきた。
その画像がコレ。
もじゃもじゃ頭に、自信たっぷりの反り返った演奏ぶり。
同時にN響に客演し、今日のチャイコ4番を中心とするプログラムを振ってみせた。ズッカーマンとのメンデルゾーンもやったように記憶する。
テレビで見てたが、今でも思い出す力瘤のはいった指揮。拳を下に向けエイッとばかりに決める姿は頼もしかった。現在の薄毛の円熟した姿とは似つかない。

演奏は、ほぼ上記の印象のとおり。開放的なオケだから、結構野放図に鳴ってしまうが、時おり巧く押さえ込んでカラヤンばりの抑制の効いた上手な演奏となっている。
注目の終楽章のコーダは、極端なアッチェランドはかけずに、じっくりとした盛上げになっていて好ましい。オケの明るさも良いところだが、若きバレンボイム君、もう少し若気の至りがあってもよかったのでは?
しかし、バレンボイムの貴重な録音であることは確か。若い頃から大人びたもじゃもじゃ君だったのである。

Imgp2490 先日、秋田の大舘の居酒屋で食べた「馬刺し」。比内地鶏の産地ながら、ちょっと足を伸ばせば、青森。下北の岩手寄り南部は馬の産地だ。
程よい肉感と脂身のサシが微妙に美味い。ニンニク生姜でいただく。
大舘の地酒「北鹿」のシャープな味との相性は抜群だった。

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2006年9月15日 (金)

シェリル・ミルンズ アリア集

Milnes 昨晩、本場イタリアの雰囲気をまがりなりにも味わってしまい、歌が聴きたくてしょうがなかった。今回来日の演目は「ファルスタッフ」と「トゥーランドット」の2演目だったが、チケットが高いのと、荒川静香効果でトゥーランドットは早々に完売。どうして日本人はこうなるんだろ。

それはともかく、今晩は朗々としたバリトンの歌唱をアメリカの名バリトン「シェリル・ミルンズ」で楽しむことにする。アメリカ系のバリトンといえば、「ウォーレン」や「メリル」が思い浮かぶがミルンズもその器用さ、マッチョな力強さにおいて同系。

70年代は、「カプッチルリ」か「ミルンズ」かで、各社のレコーディングに名を連ねていた。
レパートリーは広大で、バッハからオルフ、R・シュトラウスまで、独・仏・伊なんでもござれ。
こんなオールマイティーだから、何でもソツなくそれなりに良く、この人でなければ、という強列な個性や絶対性はない。そんな訳で、有名だけどあんまり印象にない人なのかもしれない。

でも抜群の歌唱力とテクニック、豊な声量と朗々と響く美声で聴くミルンズの歌は、快感にも似た満足感が得られ、私は好きだ。(カプッチルリのほうがそりゃいいけど、レパートリーがやや狭い)中でも、「イャーゴ」「スカルピア」「エスカミーリョ」「ジェラール」なんてところは、文句なし。いい人役の「ロドリーゴ」「リゴレット」なんてのも、それなりに良いところがミルンズらしい。

このCDは、72年に録音されたアリア集に、デッカに残した各種全曲盤からの聴き所を集めたもの。アリア集では、「セヴィリア」「清教徒」「エルナーニ」「ドン・カルロ」「オテロ」「ジョコンダ」「西部の娘」などが、何と私が高く評価する「シルヴィオ・ヴァルビーゾ」の指揮で収められている。いずれも素晴らしい。
ハイライトの最後は「トスカ」から「スカルピアのテ・デウム」がそっくり入っている。
こいつは、スカルピアの模範生のような歌唱でたまらなくいい。

「音楽の季節」到来と共に、「食欲の季節」も世間では云々される。メタな私は年中「食・酒」の季節である。
Imgp2465 今週は、再び青森・秋田に出張。北東北だけ晴れ、あとに地方は雨の恵まれた時に。コスモスが咲きほこり、初秋を充分に感じ取れた。
今回は、お客さんと一緒だったので、プチ・メタボリック飲食。
画像はまた訪れた、八戸の八食センターで、ちらし寿司を。
あらゆる海の幸が、ぎっしりと乗っている。プチのつもりが、・・・・・。
「これはもう、秋のメタボリック大行進曲や~」

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2006年9月 9日 (土)

マーラー 交響曲第9番 若杉 弘/N響

今日も暑かった。午前中は、娘の体育祭で午後はN響コンサート。娘は吹奏楽部に所属しているため、朝一番の開会式近辺が活躍の場。そのあたりのビデオ撮影と午前の部のみ観戦して、家族のお許しを頂戴し、都心へ向かう電車に飛び乗った。

    ウェーベルン パッサカリア  
    マーラー    交響曲第9番
      若杉 弘  NHK交響楽団 @NHKホール 15:00

はからずも、上洛中のリベラさんとアポ爺さんとご一緒だった。席も偶然近くで、再び楽しく歓談できました。リベラさんは、幕が引けると急ぎ新幹線に向かいダッシュ。
どうもお疲れさまでした。またゆっくりとお会いしましょう。

さて、大好きなウェーベルンのパッサカリアが1曲目にあるなんて、会場に来て、リベラさんに教えられるまで知らなかった。こんなナイスな組合せがいかにも若杉氏らしい。
しかし、開始早々調子がのらない。聴く方も暑い中、俗悪の渋谷の街を抜けてきただけに、気分がのらない。おまけに、聞かせどころのホルンも思い切りコケてしまった・・・。

こんな様子は、小休憩後のマーラーまで続いてしまった。
この曲をライブで聴くときは、いつもドキドキ。各ソロ楽器、特にホルンが巧く難関を通り抜けるか?まわりの聴衆がゴソゴソやらかさないか?静寂でお腹がグゥーとなってしまわないか?そして、最後の静寂のエンディングに聴衆が拍手を耐え切れるか?こーんな不安を抱えて聴かなくちゃならない。

この不安は半ば的中したが、それ以上に演奏が乗ってこない。かなり慎重に抑えながらの印象だ。しかし、3楽章のブルレスケから、急にエンジンがかかってきた。終楽章は、全楽員が若杉氏の的確で詳細な指揮に心を一つにしたかのような熱演になった。
N響の弦楽セクションの素晴らしさにも感心した。

前日の晩に続き、翌日昼、しかも蒸し暑い中での演奏。こんなことも要因としてあるかもしれない。第一、残暑の昼の最中に、ウェーベルンとマーラー第九は、演る側も、聴く側も、ちとキツイかもしれない。

Imgp2258_toriwasa ホールに向かう前、青山で一件所要をすませた。
その後、ふらりと入った表参道は、手打ち蕎麦の店「楽」。
ビールに「とりわさ」。これで暑さからは、ひとまず逃れられた。
あっさりした鶏は、たいへんビールに合う。

Imgp2259soba 締めに、「せいろ蕎麦」。
こちらは、十割蕎麦のようで、新蕎麦にはまだ早いが、なかなかに蕎麦の香ばしさが嬉しい味だった。美味いには美味いが、私には、蕎麦はもう少し歯ごたえもほしいところ。つなぎを配合してもいいのではと思った次第。

音楽と蕎麦もいい配合。これからの季節である。

 

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