金沢にて
2週間経ってしまったが、福井・石川を出張した。宿泊は当然、金沢。
1枚目の画像は、一昨年の冬のもの。雪つりが施される頃からが、一番いい季節だろう。
金沢は、以前名古屋に単身赴任していたおりの担当テリトリーのひとつだったので、週1回ぐらい訪問していた。街の道路事情は複雑だし、運転も以外なほど怖いが、街の佇まいと食の絢爛美味なることではピカ一。
ひとり、北陸随一の「片町」を抜け、木倉町のあたりを散策しふらりと入った割烹の「大岩」。奥には座敷があって地元企業の宴会中だったが、手前のカウンターは一人でも安心。
刺身はこれからが旬だが、それでもなかなかの鮮度。
思い切って頼んだ「菊姫」純米大吟醸のすっきり感と、いくぶんタマリの効いた醤油で味わう肴との相性抜群。
そして、私の大好物「治部煮」 。何度も食べているが、いまだに作り方がわからない。金沢の食材がギッシリ詰まって、まったりとした椀もの。こちらも、これから旬の鴨が
入るとますます美味しいだろう。
ついで食したのが珍味で、鮎の内臓、「うるか」のタタキを熱した石で焼くもの。こいつには、酒がやたらと合う。
「手取川」の純米の重厚さと相まって、口中が充実した濃厚さに満たされた。
陶板焼きは、牛(能登牛かな??)や地鶏、金沢麩、地
野菜などをアツアツでいただいた。おいしい。
焼き物は、もう終わりの「おち鮎」。子持ちのふっくら鮎は、去った夏を懐かしむ味。
仕上げにシンプルな雑炊を、熱燗でいただき、体中がホットになり、満腹。
食後、以前の同僚が金沢にいることを思い出し、電話すると、接待中。ホテルにて待つことしばし、二人ともかなりの酔いで、彼の行きつけの店に行こうということに。
いやな予感がしたが、やはりの「国際親善??」パブ。いやはや、実は私も何度も来たことアルヨ。楽しく東欧・南米・アジアの親善大使と時を過ごし、締めはやはりラーメンね。
片町ワシントンホテルとなりの「一喜」。
チャーシューメン専門店。見た目は、こってりだが、スープを一口すするだけで、カツオ出汁のあっさり味にほのぼのとしてしまう。数年前、東京からラーメン好きのお客さんを連れていったら「今までで最高」の好評価を頂戴した。
酔っていたとはいえ、正直にうまいラーメン。
ほいで、金沢はうまっし。
翌日、小松空港へ車を走らせる途中、夕日が壮大だったので、金沢郊外の海でパチリ。
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