松阪 「喜久家」
松阪といえば、松阪牛。
市内には有名店がたくさんありますが、ふらりと一人で入れる雰囲気はないし、第一高い!
おまけに、いつもホテルに入るのが7時以降なので、お肉料理屋さんはもうラストオーダータイム。
唯一、焼肉屋さんなら時間的にOKだが、ひとり焼肉は寂しいよ。
てな訳で、ふらりと入った駅近くの居酒屋は「喜久家」さん。
喜はパソコンで出てこない字が正式。
おばちゃん二人のカウンターの小さな店。客は誰もいませぬ。
ですが、気さくなおばちゃんと地元の話題で話しが弾みました。
仕事上でも、地元の方々の情報は極めて貴重。
「ふむふむ」などと、相槌をうちながら聞いていたら、「失礼ですが、お医者様ですか?」なんぞと聞かれてしまった???
手がキレイだからだって・・・・。
こうなりゃ医者になりきるか、といたずら心が芽生えたが、嘘はつけない性質なので、「名乗るほどの者じゃござーません」とお答えしました。ははは。
さて、一番上は「ふくだめ」、関東では「とこぶし」、もっと西の方では、「ながれこ」などと呼ばれる、なんちゃってアワビだけど、これが実に美味かった。
御刺身は、「かれい」。その場でさばいて出してくれたもので、シコシコと身振りのいい華麗なかれい!
お酒は、隣の多気町の「鉾杉」で、すっきりとキレのいいお酒は、どんな肴にもあいそう。
野菜は、おばちゃん手作りの「わけぎのぬた」。トリ貝がはいって、歯ごたえもよろしくこれまたおいしかった。
最後は、私の大好物「あなごの白焼き」。
伊勢湾のあなご(多分)は、ホクホク感よりは、濃密な味で、あなご一口、酒三口。
ほろ酔いで外へ出ると、夜桜が怪しく私を誘っていた。
地元通のおばちゃんに、手頃に松阪牛を食べる店や、おいしいラーメン屋さんや、寿司屋さんも教えてもらいました。
ありがとうございました。
「喜久家」 ほぼ松阪駅前です
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