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2007年9月17日 (月)

仙台 侘び助

2_2 仙台は、居酒屋王国。
な~んて、思ってる。
海・山の素材はいいし、酒はいうまでもなく最高だし。
そして都会だから、客数も多いし、競争もそれなりに激しい。
飲み屋が育つ土壌なり。

そしてなんたって、それに裏打ちされた、いい店が目白押しなんだ。

3 そんな中で、私の気に入りは、「侘び助」。
かなりわかりにくい立地だけれど、おいしい肴と厳選した地酒、気さくな名女将の人柄を目当てに、連日賑わう居酒屋。
こちらは、今が旬、「さんま」の刺身。適度な脂が、グー。

4 たまに、貸切でライブや寄席があるので、事前にチェックが必要。いきなりの出張での訪問で、当たってしまうこともあるので、注意が必要ね。

こちらは、刺し盛りのなかの、「カツオ」。ちょっと早いモドリだか、これがまた脂がほどよく、ねっとりした肉感が酒を誘う。

酒は、仙台の酒「撰勝山」。
これがまた、華やかでフルーティ。でも酒本来の味を忘れてない見事な味に、陶然となってしまいますた。

5 この日は、@3500円のお任せコース。
焼き物は、「えぼ鯛」の塩焼き。
淡白ながら身付きのいい焼き魚に、白米が欲しくなってしまう。

6

あつものは、「カブ」を炊いたもの。餡には、菊があしらわれ、味もちょっと華やかでいい。
ほろりとしたカブに海老がまたいい。酒が止まらないよ。

7 揚げ物は「おこぜ」。
歯ごたえ豊かな、ごぼうをおこぜで巻いて揚げてある。

これまたおいしい。
金成の酒「萩の鶴」を飲みながら。金成町(かんなり)は、県北部の町で、以前訪れたおり、金成饅頭なるものを購入した。
揚げ饅頭(あんドーナツに近い)に金粉をトッピングした、めでたい菓子で、幸せな気分になった。

8 そして、「ずわいがに」が一杯。
甘くてジューシー。
しばし無言。

場内、し~ん・・・・。

9 甲羅にはたっぷりと味噌が。
手元の純米酒をそそいで味わっていたら、女将が、燗にしなきゃダメとおっしゃって、ご好意に甘え燗を付けてもらい、甲羅にトクトクと・・・。
おっを~・・・・。
何たる芳醇、濃厚たる味。
甲羅を箸でこすりながら、3杯も楽しめちゃった。
ありがとう、山田女将。
さりげなく、客の我がままに応じてくれる。
酒飲みの痒いところに手が届く店なのだ。

こんなに、いただいてあのお値段。
酒のラインナップもよろしく、呑み助の聖地かもしれない。

侘び助では「鬼平犯科長」に登場する料理を、毎月造っている。
次回はそちらをチャレンジだ。
作家の内舘牧子さんも、常連という。その人間味あふれるエピソードもたくさん聞かせていただいた。

 「侘び助」  仙台市青葉区立町6-16
         TEL:022-217-8455

    

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