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2007年12月 1日 (土)

札幌 「あんぽん」

1_2札幌の居酒屋の名店「あんぽん」に行ってみた。
場所は、ロビンソンの裏あたりでかなりややこしく猥雑なところにあって、逆にさまよいつつ、ワクワク感が・・・・。
「あんぽん」の由来は、そここに書かれているので調べてみてくだされ。

名物の女将が稀なことで、お休みだったのが残念だけど、気のいい姉さんスタッフと楽しく会話をしながら飲むことができた。

私の酒のバイブル本のひとつに、太田和彦氏の「居酒屋巡礼」があるが、出張時はこちらを参考にさまようことも多い。
札幌との付き合いは長いが、ようやく訪問が叶い嬉しかった。
男一人、北の居酒屋で飲む!の図がいかにも似合う風情だ。
店外の喧騒とは裏腹に、時間がゆったりと流れる

2

「やりいか」を肴に、酒はすべて道内産にこだわった、「北斗随想」の純米吟醸。
甘味のあるイカとともに、すっきり感の中にも晴れやかな美味しいお酒を堪能。
夕張郡栗山町の産。

3 ついで、日高産のししゃも。
秋から冬にかけて、一番美味しい。普段はとって付けたような卵ばかりが気にかかる。

このアンバランスな2匹のコンビ。めったに見ない光景だ。
そう、オスとメスなんだわ。
それで、いつも食べてるような、ししゃもは、厳密にはカラフトししゃもというらしいが、こちらは本物のししゃも。
何が違うか?呑ん平には、あまり関係ないけど、脂が適度に乗っているし、じっくり焼き上げたコイツらは、味が濃くて本当にうまかった。

4 それでもって、「あんぽん」といえば、厚岸の牡蠣。
生も大いに気になるが、それは次回に残し、焼きにしてもらった。
どう?この大ぶりの牡蠣。

牡蠣は大好きで、各所で食べてるけど、これにはホトホト参った。
牡蠣だけど、肉質感があって、プリプリ。
噛めば濃厚な海のエキスが口一杯に広がって、手の付けようがない。

5 厚岸の町には真冬に一度行ったことがあるけど、車だったし、酒は飲めず、牡蠣がたっぷり入った「牡蠣そば」を食べた記憶がある。
街中、海を感じさせる厚岸の街だったな。

6 こんな海の幸には、シャープな酒、「男山」の燗酒がよく似合う。
しみじみと、いつまでも銚子を傾けていたくなる、そんな店が「あんぽん」

ちょうど、前日に、太田氏が来店したとのこと。
女将にも会いたかったけど、そう、いつまでも元気にカウンターにいて欲しいな。
なんでも、車の運転もいまだにガンガンするし、すべて現役の素適な女性。
楽しき居酒屋ライフなり。

 「あんぽん」  札幌市南区5丁目西4

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