静岡 「鹿島屋」

静岡市の泣く子も黙る居酒屋。
「鹿島屋」
創業８０年近く、地元に根ざした名店だけに、始終混雑している。
この日は、一人居酒屋だったので、こじんまりしたカウンターに案内され、テレビを見ながらゆったりと飲むことができた。
気配り豊かな３代目とも、テレビネタで会話しながら、至福の居酒屋タイムだった。

タコの刺身。
見た目以上に、コリコリで最高に美味。

まぐろの刺身。
中トロで、ほどよい脂が実によろしい。
見た目の美しさも特筆。

静岡名物の黒はんぺん。
生と焼きと選択できるが、焼きで。
このアツアツを、生姜醤油でいただく。
香ばしさと、イワシの風味が抜群においしい。

この店の人気メニューのひとつ、かつおの刺身だが、この日は生憎売りきれ。

でも店主が、残っていた切れ端をサービスしてくれた。
切れ端なんて、ばかにできないほど、大ぶり。
そしてお味は、厳選した地元産だけに、かつお独特の最高のねっとり感。
かつお大好きの自分としても、これまで食べたかつお刺しの中でも最高の部類。

きすの天ぷら。
ほくほく、ジューシーに揚げられた白身は、涙ものの一品。
美味すぎ！
焼津の磯自慢を中心に、最後は熱燗で締めた。

牛鍋や焼鳥、しらす、桜海老・・・・、もっともっと食べたかった。

懐にも、大満足の居酒屋であった。

「鹿島屋」　　静岡市葵区上石町７－１５