2011年5月 4日 (水)

うつくしま 福島

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福島県の顔のひとつ、「会津磐梯山」。
一昨年の初春に撮影したもの。
子供の頃、こんな風景のCMがあって、「エンヤー、会津磐梯山は宝の山よ~」 という民謡が流れる、会津の日本酒のものだった。
子供心に、なんてきれいな山なんだろう、なんて雪深いんだろうと、遠くにある磐梯山を思ったものだ。

この福島県が、いま、いわゆる4重苦にさいなまれれている。

大好きな福島県を勝手に応援しようという企画です。

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磐梯山の南に位置し、会津若松と郡山の中間点にある「猪苗代湖」。
日本で4番目に大きい湖。
湖畔には、野口英世の生家と記念館があります。
デジカメがまだなかった頃、子供を連れて、裏磐梯に旅行したものです。
そして、こちらは、スキーのメッカですね。

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転じて、こちらは海です。
いわき市の小名浜港。
静かな、この港にも津波が押し寄せました。

福島は、「海・山・湖」と美しい自然がそろっているのです。

そして、もうすでにおなじみとなりました、3つのエリア。
「中通り」、「浜通り」、「会津」。
それぞれ、わたしが食べた美味しいものを、多くは再褐ですが、ご紹介。

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まずは、ラーメン。
わたしの好きな「白河ラーメン」の数々。
白河は、北関東との境に位置する東北の玄関口で、中通り。
醤油ベースのあっさりスープに、平打ちのコシの強い麺。
シンプルだけど、豊富な具材。
左手上から時計回りに、「朝日屋食堂」「あずま食堂」「大正」「いまの家」。

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次いで、会津。
山の恵みと豊富な水。

会津は馬肉文化圏。モモなどの赤身が多く、辛味噌をつけて食べます。
そして、全国区に有名な「喜多方ラーメン」。
「松食堂」であります。
それと、わたしの好きな牛乳が「べこの乳」。
車で出張したときなどは、ヨークベニマルで、馬刺しとべこの乳を買って帰ってました。
 最後のは、車で峠超えしたときに食べた、味噌けんちんうどん。

あと、会津は蕎麦ですよ!
デジタル画像を持ってないので、ここではありませんが、坂下という町で食べた「水蕎麦」が清涼でうまかった。
何も汁をつけずに、水に浸った蕎麦を、ネギ一本を使って食べるんです。
有名な親父の店で、あれこれやたらと話してくれましたなぁ。

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そして、また中通りに戻ります。
福島土産といえば、これ。
「ままどおる」と「エキソンパイ」。

その右は、郡山の「大番」というラーメン屋さんの味噌ラーメン。
ヒラヒラの麺がユニーク。
キタナミシュランちっくな、入店をためらう雰囲気のお店だったけど、味はgoodで、満席。

わたしの大好きな「丸信ラーメン」。田村市にあります。
そして、郡山には、ある会社の本部があって、何度足を運んだかわからない。
帰りは、いつも駅ビルにある「みちのく」という店で、馬刺しをつまみに福島の地酒「榮川」を一杯。

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浜通りの中心は、いわき市。
いくつもの市や町が合併してできた面積も大きな市。
上野から常磐線で行きます。
ときには、車で行ってしまうこともありました。

いわきには、湯本という温泉地もあるし、常磐ハワイアンセンターも有名ですな。
いわき駅周辺に宿泊したとき、街をさまよって、入り込んだ横丁の浜料理のお店で食べた煮付け。地元の方々に囲まれ、いつのまにかこちらも浜言葉を。
会津・中・浜で、言葉が少し違うみたいです。

湯本方面で見つけた「北石」という手打ち蕎麦やさん。
鴨汁蕎麦を頂きました。

で、ホッキ貝の握り。
いわきの寿司屋さんで。宮城の南部から福島は、ホッキ貝がよく漁れる。
原の町には、ほっきめし弁当もあったけれど。
そして、いわきでも食べますラーメン。
小名浜の支那そばや「かくれんぼう」の醤油チャーシュー。
この肉の下に、野菜やナルトが隠れておりました。

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あとは福島詰め合わせ。
上ふたつは、大熊町にある「おばさん餃子」。
文字通り、おばさんがやってるお店、原発から本近くなので、いまは避難されてらっしゃることと思い、心が痛みます。
ともかく、ウマい、安い、ボリューム満点。
ご飯を、白いのにする?たまごチャーハンにする?なんて聞いてくる店あります?
大振りな餃子もぷりぷりジューシー。
また行きたいなぁ~。

会津の名物のひとつに、ソースかつ丼もあります。
胃袋がひとつしかないので、あちらではまだ食べたことがないのです。
土産物のお菓子ですが・・・・。

そして、フルーツ王国福島。山梨と双璧。
とりわけ「桃」!

それから、当然に、日本酒。
名倉山、大七、榮川、奥の松、飛露喜、花春、会津ほまれ、三春駒、磐梯山、国権、会津娘、末廣、奈良萬・・・・・、ともかくたくさん。
音楽好きなら、喜多方に「蔵粋(くらしっく)」という酒がありまして、モーツァルトを聴かせながら熟成させてます。
なんだか、とってもうれしいじゃないですか。

食いしん坊目線から見た福島の魅力。
まだまだ、尽きない魅力にあふれてます。

連休がまだ続く方、是非にも福島へ。
風評被害なんてのに負けるな福島!
わたしも、飛んでゆきたい、福島へ。

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2010年7月 4日 (日)

「おばさん水餃子」 福島県大熊町

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記事にしてなかった昨年画像を。

福島県の浜通り、いわき市を超えて、国道6号線を北上してゆき大熊町にはいったところで、左手に出てくるのがプレハブの何とも味のある餃子屋さんがおもむろに登場することになる。
私は、気になるつつもその佇まいに怖れをなし、いったん通りすぎ、先にあるPLANT大熊店を視察してから引き返し、躊躇しつつも、ここで入店いたしました。

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店内の様子。
厨房にいらっしゃるのが「おばさん」。
帰宅後いろんなサイトに紹介されているので調べてみたら、おばさんは上海生まれで、当地に帰化されたとのこと。
本場家庭料理なんですね。

「ニラ」「白菜」「ピーマン」のそれぞれ、「焼き」・「水」・「スープ」・「蒸し」の餃子の種類があって、「焼き」と「蒸し」にはあと「たまねぎ」もある。
それと「ショーロンポー」も。

車だし飲めないので、餃子をたくさん食べたい気持ちを抑えつつ、セットメニューに。

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見てください、このボリューミーなセット。
これで@780円。
手前は、卵入りチャーハンだけど、白いご飯でもOK。
自家製キムチまでついてる。

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で、この大ぶりの餃子。
定番のニラ餃子ですあ、薄めの皮生地に中身の餡がぎっしりの、いかにも手作り餃子。
焦げ目も嬉しい。

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一口かじると、ジューシーな肉汁が・・・・。
しゃっきり感よりは、肉のうまみをしっかり味わえる餃子。
きっとほかの種類では、甘みやしゃきしゃき感もあったりするんだろうな。
水もスープもやってみたい。
数人で行ってシェアするのがいいかも。
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あっさり味のチャーハン。
これも美味しかった。
餃子や、付け合わせのキムチとも相性よしでした。

私の住む千葉からは、遠い場所だけど、地元の方々に愛される「おばさん水餃子」。
また行ってみたいなぁ。

 「おばさん水餃子」  福島県双葉郡大熊町字熊字新町776

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2009年3月29日 (日)

「鞍手茶屋 中山峠店」 福島県郡山市

3_2 春を待つ、猪苗代湖。

4_2 今年の冬は雪が少なく、路上は路肩以外に雪がない。
新潟かた会津若松に入り、車を借りて、郡山を経由していわきまで。
日本海側から、福島県を経由して太平洋側まで。

会津磐梯山。

1_3 高速を使わずに、下道で。
中山峠を超えて、磐梯熱海の間。
峠の茶屋がある。
それが「鞍手茶屋」
名物けんちんうどん。
今回はセットメニューの、山かけと餅セット。
餅はごま。
腹一杯コース。

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見てよ、この具だくさん。
味噌仕立て。
野菜ごろごろ、豆腐にこんにゃくもごろんごろん。
麺はもっちり。
ここに七味をふりかけ、ふうふういただく。

おいしすぎ。
元気の峠越えだぁ。

 「鞍手茶屋」 郡山市熱海町安子島字鞍手山1

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2008年10月26日 (日)

「大番」  郡山市

1 実においしい餃子だった!
郡山で軽く飲んだあとに、味噌ラーメン目当てで入ったお店。
「大番」である。

この店入るのには、ちょっと勇気がいる。
下の写真でわかります。
酔いに任せて入る。
女性はちょっとムリかな。
男の世界。

3 餃子の断面。
野菜がごろごろ。
餃子を噛んで、野菜の歯ごたえがするのも嬉しい。
シャキシャキ感とコリコリ感、そして皮のモッチリ感。
これで、またビール飲んじゃった。

4 いかにも熱そうな「にんにく味噌ラーメン」
これ、マジでうまい!!
スープ、一口で実感できるこのうまさ。
味噌におろしたニンニクがとてもよく合う。
それに野菜の甘味が絶妙のマッチング~。

5 見た目はわからないけれど、野菜はそうとう乗っかってます。

7 野菜の下をほじくると、中太のひらひら麺が現れる。
この平打ち麺、こしもあって、なかなかに食べ応えがあり。
ほんとうに美味しい餃子にラーメンであった。
眼鏡を曇らして、店内はラーメンをすする男性客で溢れていた。

8 ちょいと店構えは??
店内もあまり??

でも老夫婦の二人三脚は見事で、お二人ともに愛想がとてもいい。
夫婦の人柄がにじみ出たような誠実な味だった。
炒飯やタン麺も美味しそうだったぞ。

 「大 番」   福島県郡山市中町18-6 

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2008年10月10日 (金)

「松食堂」  喜多方市

1_4 蔵の街、喜多方。
そして、ここは、酒とラーメンの街。
車ではなかなか近寄れない町中に有名店が並んでいる。
失礼して市役所に車を止めて、1分。
松食堂へ。

2_3 壁に貼られたメニューは当たり前のようにラーメンのみ。
食堂然としたややチープな雰囲気に地元感がただよう。

客はジーさんがひとり。

3_4 頼んだのはチャーシューメン。
バラ肉の正統チャーシューがたっぷりで、肉好きの私も思わず唸るおいしさ。
このチャーシュー絶品のうまさ!

4_3 背油が浮いているけれど、全然しつこくない、優しく、あっさりした味。

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6 麺はもっちりの喜多方麺で、適度な歯ごたえもよろしい。

またしばらくすると食べたくなるような懐かしい味だったなぁ~

7_2 松食堂のとなりは、超有名店「坂内食堂」。

8_2 かたわらにあった湧水。
水がおいしいから、酒がうまく、麺類もうまいのだろう!

 「松食堂」  福島県喜多方市細田7230

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2008年4月18日 (金)

蕎麦居酒屋 ばんざい 郡山市

1 ぼけ写真だけれど。
郡山駅ビルPIVOにある蕎麦屋「ばんざい」。
蕎麦居酒屋とあって、夜行きたいけれど、この日は昼食に。

2 頼んだのは、「きざみ鴨せいろ」。
熱くて濃厚な鴨汁出汁。
そこに刻んだ鴨肉がたっぷり。
ここにしっかりしたコシのある蕎麦を浸して食す。
う~、うまい!
普通の出汁も出してくれるから、濃厚出汁に飽きたら、そちらも味わう。
交互に味わって楽しむことのなる。

3 ちょっと量が少ないから、2枚重ねがお薦め。
仕上げは、蕎麦湯で割って、ゆっくり楽しむ。
気分が落ち着く。

 蕎麦居酒屋「ばんざい」  福島県郡山市燧田195 郡山PIVOT内

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2007年9月24日 (月)

福島県田村市  「丸信ラーメン」

1_2 福島県の三春町にあるラーメン屋、磐越道船引三春インターを出て双葉方面に走るとすぐにある。何もないところに、コンビニ(本部と係争中で締めてる)と並んで立地。

夏場は、窓を取り払い、実に豪快かつ痛快な店構えになる。
黒磯にある、丸信に学んだ若き主人が、元気一杯に、「お疲れさ~ん」と出迎えてくれる。
もう5年くらい前から、郡山へ行く度に足を伸ばしている。
最初は夫婦ふたり、奥さんは大きなお腹で、頑張っていた。

そして、男の子が生まれ、その子を背負いながら。次は、次男(女?)が生まれ・・・、という具合に家族が増えていく様を訪問する度に拝見してきた。
主人のやる気も、増す一方だぜ。
店内は、ウェスタンがかかり、アメリカーンな雰囲気。
壁には、目指せ月商○○・・・・円、ラスベガス、サンフランシスコ出店!と威勢のいいスローガンが掲げられている。
いいぞぉお!!

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自家製チャーシューは持ち帰りもできる自信の一品。
とうぜん、チャーシューメンを食べる。
この量で。@750円なのだ。
そして、見よこの澄んだスープ。
鶏がらと塩の、いわば塩風味のスープに、コシのある手打ち縮れ麺3_3
ぎっしり敷かれたトロトロ・チャーシューを食べながら、進みゆくと、実は底に沈んだ、醤油ベースが溶け出してきて、徐々に醤油ベースの極旨ラーメンに変貌していく仕掛けが施されている。

これが何度でも尽きない楽しみであり、何度でもまた食べたくなる味なのだ。

私のなかでは、一番に近いラーメン。一杯で、2~3度おいしい。
味噌もあるが、たいていの人が醤油を食べてる。つけ麺もあり。
サイドメニューに、チャーシュー飯と、チャーシュー餃子がある。一度ご飯を食べたが、うまい。でも、満腹であとで困ったことになった。
ご主人、頑張ってよ!!

 「丸信ラーメン」   福島県田村市船引町春山字赤間田34−1

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2007年7月29日 (日)

白河市 「あずま食堂」

福島県はラーメン王国だ!と思っている。Dsc00653 Dsc00654

有名な「喜多方」に、東北の玄関口「白河」、「郡山」も個性豊かなラーメン店があると聞く。
蕎麦文化とともに、麺大国なんだ。

そんな白河は、通りすぎるには勿体無い街。街中には酒蔵や城もあるし、南湖方面には「白河ラーメン」の店がたくさん。

そんな中から、私のお気に入りは「あずま食堂」

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手打ちのDsc00656 縮れ麺はコシも豊かでがらと和風出しのあっさり醤油のスープが、よくからみ合い、すいすいいけちゃう。
冬場など、心暖まる一杯であるよ。
こちらは、手製のモチモチした皮の餃子もまた美味なのだ。

 「あずま食堂」  福島県白河市鬼越28-3
            TEL:0248-22-1021

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2007年3月27日 (火)

郡山 「みちのく」

Dsc01709_1 福島県の郡山市は、県第2の都市で、なかなかに活気がある。
駅周辺も以前に比べ整備され、いい雰囲気になってきました。
東京からだと日帰りエリアだけれど、いい居酒屋があってかつてはよく宿泊したもの(飲むために、でなく、仕事・・・・)

先だっては、完全な日帰り。しかも4時には駅に着いてしまいました。
こうした場合は、以前よりある駅施設Pivotにある郷土料理風の店、その名も「みちのく」が使える。
昼から中休みなしで営業。もちろんちゃんと食事もOK。

福島は会津を中心に馬肉を食べるエリアで、馬肉には目のない私は必ず赤身の馬刺しを食べることにしています。こちらでは、醤油でなく、辛みそをつけて食べますが、これがまた美味い。お酒もどんどん進むし。

Koriyama_michinooku_2 Koriyama_michinooku_3 そして「伊達鶏」。しっかりとした噛み応えと適度なジューシーさが、実においしい。
「ねぎま」と「つくね」でいただいた。
そしてお酒は「名倉山」(会津)、「笹の川」(郡山)、「栄川」(会津)などなど。

Koriyama_michinooku_4 野菜も食べなきゃ、ということで、何のことはない「みちのくサラダ」
飲んだお口に、優しい野菜がうれしかった。
でもドレッシングかけ過ぎかも。

   
ふるさと味の市「みちのく」   郡山駅Pivo内1階

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2006年1月15日 (日)

白河ラーメン

久方ぶりに福島に出張した。といっても栃木の北部、今は合併して「那須塩原市」がメインであったが、車をちょいと飛ばして、福島の最南端「白河市」まで足を伸ばしたわけ。何故って、ラーメンが食べたかったからという純粋(?)な気持ちからなのである。

福島は「麺王国」である。会津を中心とした「蕎麦」に、高名な喜多方のほか、白河、郡山の「ラーメン」なのだ。蕎麦は個性派ぞろいでまたの機会にするとして、ラーメンは概ね「醤油ベース」のさっぱり、まろやか系が主流である。東北の最南端で、玄関口にあたる白河のラーメンは以前から大好きで、数店を食したが、いずれも心和ませる醤油のホンワカ味で、いつかまた食べたくなる後をひくラーメンである。

Imgp1757 Imgp1756  今回は郊外にある「朝日屋食堂」。ここは地元でも人気店で1時を回っていたが、そこそこのお客さんで賑わっている。写真の通り、店の構えも正しく雰囲気豊かである。

欲張りな私は、チャーシュー・ワンタンメンをオーダー。スープをまず、一口含むと幾分醤油味の勝った鳥ガラや昆布のおいしさが拡がる。白河ラーメンの特徴である「手打ち縮れ麺」がそのスープとからまり、本当においしい。ワンタンは隠れているが、フワフワの薄い生地で繊細な食感。レンゲに乗せてほお張ると、アツアツのスープと一気に口に入り込み、ヤケドするほど危険。でもこれがまたうまい。肉厚の脂身のないチャーシューも昔ながらにおいしく、麺やスープとの相性抜群。

女性4人がきり回す店で、心も体も暖まる一杯であった。外へ出ると雪も凍る寒さ。さあ次はいつ食べに来ようか?

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