2006年7月15日 (土)

とんかつ山忠~「茨城ローズポーク」と埼玉ゼリー・フライ

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今日は茨城まで車でお仕事。
今日食べたわけではないが、以前食べて大ファンになった、「茨城ローズポーク」を使った「とんかつ」を紹介。
茨城は酪農王国でもあり、豚の生産は日本でも有数。
そんな茨城の方々が永年飼育した系統豚を選りすぐり生まれたのが「ローズポーク」という銘柄豚だ。何でも茨城の県花がバラであることから、名付けられたらしい。

県西部の肉屋やスーパーに売っている。とんかつ屋さんでも一部の店で食べられる。
そんな店から、東京寄りにあることから何回か足を運んだ店が、「山忠」である。
ここの特選ロースは、ご覧の通り肉厚でジューシー。ほんのりピンク色の肉から滲み出る肉汁の旨みといったらない。さらに、このとんかつは塩でも食べれる。
ソースもいいが、塩で肉の甘味が引き立つ。
一度食べたら病みつきになること請け合い。
国道6号線を取手市街を抜け、藤代に入る手前に「山忠」はある。
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うますぎるよ、ローズポーク。

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さて、今日はとんかつは食べなかった。
しかし、スーパーで「ゼリー・フライ」なるものを発見。
茨城なのに、埼玉県行田市の名物を売っていた。
そのスーパーが群馬に本部があり、北埼玉にも店を展開しているからだろう。
恐る恐る食べたが、まさか本当のゼリーが入っているわけではない。
中身は「おから」と「野菜」、いわば「野菜豆腐コロッケ」とも言うべきものか。
コロモにウースターソースがしっかりかかっているが、案外とあっさりしていて美味い。
 では、何故「ゼりー」か? 形が小判のようなので、「銭」がなまって「ゼリー」になったらしい、というかなり肩透かしの食べ物であった。何の事はないでないの。

埼玉の物産に目を奪われたが、茨城は食の宝庫。
美味いものがたくさんありますな。

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2005年11月26日 (土)

茨城で蕎麦

蕎麦には酒である。「蕎麦屋で憩う」の名著を残された杉浦日向子さんが今年7月に、若くして亡くなりました。江戸の粋を感じさせる女性で、先の名著を通じて私に蕎麦と酒の魅力を植え付けてくれました。返すがえすも残念でなりません。

車での行動だと、酒は難しいですが、北方面に出かけると、一人足を運ぶのは「蕎麦屋」が多い。 さっと入って、さっと出る。男一人の行動にはピッタリである・・・・、が酒が入ると、長っ尻になる、悲しいサガなのだ。

Imgp8909 茨城県は守谷にある「竹やぶ」。知らないと行けない、難しい立地だが、地元茨城弁が飛び交う繁盛店なのだ。

有名な柏の「竹やぶ」の門下生とのことで、師の本がたくさん置いてある。  この日食べたのは、「鴨せいろ」。鴨で絶妙にだしをとった「つけ汁」には鴨Imgp8912 肉と骨ごとミンチにした「鴨つくね」にたっぷりの「きのこ」。まずは、わさびや大根おろしで何も付けずに蕎麦を口に運ぶ。うーーん、いい香りと共に、のどの奥に蕎麦の上品な芳しさが広がる。 そして待望の鴨の汁は、濃厚でありながら、きのこ類のやさしい味がうまくマッチして、本当においしい。 七味を少しふりかけ、そばをくぐらせ、一気にすすると、さらに香ばしいばかりの絶妙な味が広がるのであった。蕎麦のおかわりを注文したのは言うまでもない。願わくは、この汁をアテに酒が飲みたいところであった。

杉浦さんを偲んで、蕎麦と酒をやらなくっちゃならん。

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