2006年6月 4日 (日)

松山にて

しばらくぶりで、松山に出張。いつ来ても柔らかい雰囲気で、街は緑と水に溢れ風情がある。特に夜が美しい。(??) 四国では高知とともに好きな街だ。
今回は仕事で、西条・東予まで行き、松山泊となった。いきなり夜。
Imgp4662 愛媛は日本酒王国。よって、酒の品揃え豊富な店を選択することになる。
「酒八」は魚と酒の居酒屋だった。アジの刺身は、大ぶりな切り身で歯ごたえ充分。しっかりと魚の旨みの濃い味で、首都圏で味わうタタキなどフニャフニャに感じられる。

Imgp4666 たこの刺身も、プリプリの食感で、無味乾燥でなく、「たこ」の味がしっかりする。普段食べてるタコが食感のみのガムみたいに思える。
瀬戸内だけにこうした魚は抜群である。おそらく鯖も対岸が大分だけにいけちゃうのだろう。
こうした魚に、少し甘味を伴った旨口の日本酒がよく合う。
今回気に入ったのは「石槌」と「雪雀」。

Imgp4668 続いて、2軒目は秘密として、3軒目締めラーメンならぬ締め餃子に挑戦。
「豚珍行」という店で、この餃子がムチャクチャ旨かった。あんに味噌でも入っているのか、何も付けなくてもOK。野菜のしゃきしゃきもあって、いけるいける。さらに小ラーメンを発見し、迷わず注文。
見た目は普通の醤油だが、これが豚骨ベースなのだ。
Imgp4671 スープを一口すすると、これが甘い。おや?と二口目。馴れてくるとこれがクセになる。野菜の甘味なのか、醤油豚骨の臭みを野菜の甘味で消そうというのか。ユニークなラーメンである。人によってはダメかもしれないが、食いしん坊の私はOK。かなりの酔いだったので、正統な評価が出来ず、何ともいえません。

Imgp4675さらにホテル帰還後、ラウンジの無料券がもったいないということで、男ふたりでホテル最上階のバーへ。なんと言うことか、メキシカン(?)3人組がテーブルを周って歌っている。客はほとんどいないために、当方のテーブルににこやかにやってきた。ゲッゲー。勘弁してくれ、と思ったが「リクエストしろ」というので、「グラナダ」を頼んだら、これがまた見事なもので、3人ハモるは、ギターは泣き叫ぶはで、聞き惚れてしまうありさま。写真まで撮って差し上げた。こんな風にポーズを決める、やたら場馴れした彼らである。
2周目がやって来る前に、ヨタヨタと逃げ出したわれ等である。

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2005年11月18日 (金)

四国食い倒れ ②

さて、松山の朝を超元気に起きた私達は、宇和島へ。行くとこ、行くとこ「フジ」ばかり。でもこの「フジ」の本拠地松山に、超ライバルの「イズミ、ゆめタウン」が出店する。だいじょうぶかい?フジさん?   

昼食を「鯛めし」と決めていたため、時間調整で、宇和島城を見学。 Imgp0411 Imgp0419 藤堂高虎や伊達正宗(長子が入城)といった戦国・江戸期の歴史を刻む名城で、天守閣から見る宇和島湾は美しいものです。

歴史はそこそこに、空腹感が迫る。下山するとすぐに、海鮮割烹「一心」がそこに。 ここの名物「鯛めし」を食す。   鯛めしというから、鯛一尾をご飯に乗せそのまま炊き上げたものを、当然想像したが、ここの鯛めしは、鯛茶漬けにイメージは近い。だしに鯛のざく切りを漬け込み、生たまごが落としてある。これをかき混ぜたものを、あつあつの白いご飯にかけて、かき込むように食うのである。 こいつはイケル。チョーうまい。さらさら、すいすいと入るので、あっという間に2~3杯のご飯を食べてしまう。 これは、漁師料理なのだろうな。なんと贅沢な。少し味が濃いのが、私のような中年には毒かもしれん。

車は一路南を目指しひたすら走り、「宿毛」「四万十(中村)」を経てついに高知市へ到着。

宿は、女性社長が、女性を意識して経営する「セブンデイズホテル」。オヤジが泊まるのもありです。おしゃれなガラス張りの清潔なホテルです。周辺のホテルもこのホテルを意識してそれ風の作りに改装したりしてます。今は女性ビジネス客も重要なターゲットなのですね。

さて待ちに待った夜。高知の夜は2度目ですが、今回は詳しい友人付きですので、期待もひとしおであります。  高知編はまたこの次。完結します。

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2005年11月17日 (木)

四国食い倒れ ①

もう1ヶ月ほど前となりますが、四国に出張しました。徳島はルートに入れませんでしたが、3泊4日での車を利用した出張です。四国は岩手県より少し小さい程度・・・なんて高をくくってましたが、なかなかに強行軍でした。思えば岩手県が巨大すぎるのである。

まずは、羽田から高松に。あいにくの雨の中、四国でも有数の規模のショッピングセンター「ゆめタウン高松」に。平日の雨なのにかなりの人。「ショッピングセンターというものはひとつの街であり、生活の機能の中で必須のアイテムなのだな。」と今更ながら実感。 

私の仕事のひとつはスーパーやショッピングセンターに関係したものなのです。あとはヒミツ・・・・。 そしていよいよ待望の昼メシ。 もちろん「うどん」ダー。    その前に丸亀の「フジ・グラン」(旧ダイエーハイパーじゃない方)にちょろ寄りして、あとは「うどん」の看板を探す。ありましたよ。いかにも本場風の、地元風の店、というより庭先という感じの家庭内職風のうどん屋さん。 庭と畑が一体となり、かってフレームだったものが店と化している。全員家族で、いかにも物慣れない訪問客に手取り足取りご指導いただいた。 「生醤油うどん」にスダチをかけまず一杯。こりゃあ、うめぇーー。もう一杯いけると、「かけうどん」を友人とシェアすることにしておかわり。 これまた、うめぇーー。「てんぷら」も食べて、超満腹でお会計は500円。「かけうどん」だけだと150円也。1日3食「うどん」だと1ヶ月14,000円也。すばらしきうどん文化の真髄なり。 もちろんそんな人はいませんよね。おいしくて写真撮るのわすれた。

その後、今治を経て夜に松山へ。松山の街はどことなく風情があってちょっと雅で、夜も楽しい。愛媛の酒は言うまでもなく「梅錦」、ちょっと甘めながらも、キリッとして旨口の酒。これに鯛や対岸の関サバをつまみに、まったくの至福の晩餐であった。 ここではお客さんと一緒でこれまた写真撮れず、無念。

でも松山に詳しい友人が、馬肉のいい店があるというので、二人で向かいました。私は馬肉大好き人間で「刺身は赤身」、料理は「馬カツ」と決めてます。この「仲巳屋」という店は熊本原産の厳選肉を使用していて、九州以上においしい馬肉を食べさせてくれるそうです。 生憎とヒレが売切れで、カツは霜降り肉で贅沢をさせてもらいました。刺身はコウネ(タテガミの部分)と赤身。いずれも全くの美味で、本来カツはヒレ肉をあっさりいただくのですが、霜降りとなると、とろけ出すアブラが口中にじんわりと広がって、このアブラを焼酎で流し込むと、二重の味わいとなるのでありました。Imgp0377 Imgp0378

このお店、東京銀座にも出たそうです。何でも蕎麦居酒屋の「高田屋」の社長がこの店にほれ込んで、これからは「馬」がヘルシーで美容にもよいから、絶対はやる、として説き伏せたそうです。 

松山の夜はこれでオシマイ。馬を食ったからといって、ヒヒーンと走っちゃったわけじゃありませんよ。         続きはまた次に・・・・。

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