クリスマスに聴く音楽
今年はクリスマスが連休にうまく重なって、週末の街はとてもにぎやか。平日のイブも好きなのだ。世のおとうさん達はみんなケーキをもっちゃって、残業なんてしようなものなら、電車はガラガラ。休みの日より、こんなクリスマスがいい。何故、日本人はクリスマスを祝うのか?完全に商業化された催しの一環に成り下がっている。クリスマスの意義も知らず、テレビでは、赤い帽子をかぶったタレントが浮かれている。26日になると、街はもうお正月に模様替え。この無意味さもいいのかもしれない。
私のクリスマスは、まずこの1枚。フィードラーとボストン・ポップスの「WHITE CHRISTMAS」、お決まりのクリスマスソング・メドレーから、バッハやヘンデル、花のワルツなどが、耳あたりよく、さわやかに演奏されている。オーケストラのうまさは、文句なし。フィードラーの思い入れのない早めのテンポも実によい。DGGのボストン録音も最高によろしい。最後のホワイトクリスマスはしんみりと星夜にふさわしく、涙ものの演奏なのである。
そしてもう1枚。デジタル時代のポップス・オーケストラの雄、クンツェルとシンシナティのクリスマス曲集。ボストンがレーベルもあって、ヨーロッパ風なのに、こちらは、アメリカそのもの。テレビや映画で見て憧れた、豪華なアメリカの家庭のクリスマスにこそふさわしい。ローズマリー・クルーニーのすてきなヴォーカルや、何と名バリトン、シェリル・ミルンズの渋い歌も聴ける。
これらのCDに、「メサイヤ」「クリスマス・オラトリオ」「クリスマス・コンチェルト」などをツマミ聴きすればもうお腹が一杯。子供達が寝静まった頃に、こっそり枕元にプレゼントを置き、クリスマス終了。なんだ、私も俗な日本人と変わらぬな・・・・・・。
例年、クリスマスには料理に腕をふるうこととしている。今年のチキンは前日からよく漬け込んだため、良い味にしあがった。他もなかなか満足の出来栄え。「ふむふむ」とスパークリングワインと日本酒・焼酎と飲みつづけるお父さんである。(マイ・フォトにて)
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投稿: Garth Brooks | 2007年4月 1日 (日) 15時54分