エルガー 「エニグマ変奏曲」(オルガン版)&「オルガン・ソナタ」
いつもお世話になっている「naopig」さんのブログで、「作曲家占い」が紹介されていて、私もやってみた。
私に類似度が高い作曲家は「シューベルト」だそうな。
早死にが極めて気にかかるが、悪い気分じゃない。
何よりも、性悪「ワーグナー」じゃなくってよかった。
でも本当は、「ジェントル・エドワード・エルガー」がよかったんだけどなぁ。
先だっての札幌で、タワー・レコードを巡回した。
各地のCDショップを訪れると、以外なワゴン・セールがあり喜々としてしまうことがある。お気に入りが見つかると、それを持って酒場へ向かう。
一人袋から出して、酒を飲みながらCDを眺める。端から見ると変なわたし。こちらのタワーでは、ガチャピン君も訪問中で握手会?をやっていた。
そして発見したのが、今回の「エルガー」。
初めて聴く「オルガン・ソナタ」に「エニグマ」のオルガンバージョン。
ハイペリオンの2002年録音で、@490円也。元値を見ると@2370円が付けられていた。よっぽど売れなかったのかしらん。
他にも、RVWやウォルトン、未知の英国作曲家に、ソプラノのマッティラのアリア集など、どれも@490円。「え~、いいの~?」と思いつつにんまり。
「エニグマ」オルガン版は、ここで弾いている「キース・ジョン」氏の編曲によるもので、聴きなれた原曲からすると、ニュアンスがすごく豊かで、強弱の幅も大きい。
どちらかというと、静かな部分ほど耳をそばだてて聴かせてくれるように思う。
「ニムロッド」など、立派なオルガン曲になりきってしまっていて感動ものだ。
4つの楽章からなる「オルガン・ソナタ」は作曲者が38歳頃に書いた曲で、これこそエルガーのもうひとつの交響曲のように感じる。30分あまりの曲ながら、日頃慣れ親しんだエルガーらしいジェントルな旋律が随所に散りばめられていて、初めて聴く気がしなかった。
思わず背筋を伸ばしてしまう場面や、ホロリとさせたり、ニンマリとさせたりする場面も満載の桂曲。
ロンドンのテンプル教会のオルガンを使っての録音。
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コメント
僕も「占い」をやってみました。バッハ人でしたよ。相性悪いのがワーグナーでイイのがシベリウス。そうかも・・・。付き合うんだったらワーグナー、確かに大嫌いなタイプだもんなぁ。エルガーのオルガン版、興味津々でしたが、オルガン編曲されたものにはどうも成功作がなく、ちょっと色眼鏡でみてました。
ところで、「ブラーヴォ」によるとリンデン・オパーの来日公演が9月後半から10月なんですね。「トリスタン」、横浜で見ようかなぁ。NHKホールと設計者が同じなんですよね。でも、一回り小さいから、ステージが良く見えそう(NHKホールより)。一斉前売りが2/10だそうで、今から戦闘モードです。
デッセイは11/15、11/18、11/21、いずれもオペラシティ。6月発売予定でジャパン・アーツでした。
投稿: IANIS | 2006年12月19日 (火) 23時55分
IANISさん、こんにちは。私は原曲も大好きなせいか、この奇矯な試みも結構楽しんで聴きましたよ。
しかし、みんなワーグナーになりたくない点が面白いです。
そんなワーグナーの音楽となると目の色が変わってしまうのですから、またなんとも。
トリスタンは横浜が初日ですので、少し熟してからにしようと思ってますが、NHKホールがね・・・・。
ナタリーの情報ありがとうございます。こちらも争奪戦となりそうですね。
投稿: yokochan | 2006年12月20日 (水) 12時46分
こんばんは。ガチャピンは札幌にいたのですね。本物のガチャピンに会って見たいです。ミッキーマウスみたいに「札幌にいるときは他のタワレコには登場しない」とか決まりとかもしかしたらあるんでしょうか。
エルガーもよさそうですが、他の未知の作曲家のCDも興味シンシンです。どんなのあったのかしら~。
投稿: naoping | 2006年12月20日 (水) 23時35分
本物のガチャピンはでかいヤツで、無口でした。
エルガーのオルガン・ソナタは親しみやすくなかなかの曲です。
そして、未知もの好きのnopingさんは、大いに気になるでしょう。
ラモンドとアルベールです。いぜれも後期ロマン派あたりの作曲家のようです。いずれご紹介しますので。
それにしても、英国音楽はワゴン行きの運命のCDが多いような気がします。これはこれで嬉しく、見つけたら即、救出ですよ。
投稿: yokochan | 2006年12月21日 (木) 01時29分