オッフェンバック 序曲集 マリナー指揮
先週、滋賀・京都方面に出張したおり、先斗町で一杯。二度目の訪問となる「レッドストーン」は、店にピアノが置かれ時おり軽いコンサートも開かれるといいます。ほんの小さな店で、ママやマスターは怪しい雰囲気だが、クラシック音楽がいつも鳴っていて落ち着く。
この「京風おでん」は、くじら(ころ)出汁のあっさりした味で、体にしみじみとしみ込むようなおいしさ。
いずれ、別館にてまたご案内。
「京のおばんざい」のようにあっさりした指揮者「ネヴィル・マリナー」が好きだ。
このところ録音もなく、活動の様子があまり聞かれないが、今秋には来日が予定されていて楽しみ。
札響でメンデルスゾーンを振るが、東京には来ないのかしら?
録音数では、ヤルヴィと並んでカラヤン並みの膨大な記録を持つマリナー。
フィルハーモニアやロンドン響のヴァイオリン奏者からスタートした経歴から、弦楽器を美しくマイルドに響かせることが抜群にうまい。
ここでは手兵のアカデミーではなく、より弦の美しいフィルハーモニアを指揮していて、実に品の良いオッフェンバックが楽しめる。
底抜けの明るさや乱痴気ぶりも、上品でセンスがよろしい。
「天国と地獄」などは、カラヤンやバーンスタインで聴くとかさにかかったようにして、もの凄い騒ぎになってしまうけれど、アッサリ君のマリナーは何食わぬ顔でスイスイっと演奏してしまう。気持ちいい演奏である。
オッフェンバック(1819~1880)は、フランス人でなくドイツ人だった。
本名は「ヤーコブ・エーベルスト」というガチガチの名前で、子供の頃にパリに出てチェロ奏者からスタートした経歴らしい。
劇音楽だけでも100曲以上作曲したというからビックリの多作家で、メロディー・メーカーとしては天才的。
「美しいエレーヌ」「鼓笛隊長の娘」「天国と地獄」「ジェロレスタン大公妃殿下」
「ペリコール」「2人の盲人」「青ひげ」「パリの生活」
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コメント
yokochan様 こんにちは
先ほど、初めて別館を訪問しました。新潟にも来られたことがあるのですね。実は、私の住まいは新潟のど田舎なのですが、どれ位田舎かというと新潟「案山子」に紹介されていた「雪中梅」の蔵元の近く(といっても車で10分位)です。そこの湧き水を飲んだことありますが、やはり水が違います。米や水がいいと酒もワインも(?)おいしいです。ちょっとふるさと自慢でした。
記事に関係なく失礼しました。
投稿: HIROPON | 2007年4月27日 (金) 13時10分
名前を短縮したのは、ズルをしているだけです。
マリナーは、最初のブランデンブルク協奏曲とかブレンデルとのモーツアルトPコンチェルトなどのときはよく聴いていました。まだ、活躍しているとは。
投稿: にけ | 2007年4月27日 (金) 21時38分
HIROPONさん、こんばんは。
ぜんぜんOKの話題です。「雪中梅」はJ市ですね。
何度か訪れたことがあります。かなり以前ですが、バイパス沿いの「カウボーイ」というディスカウントスーパーに行きました。
ですので、そこそこ土地感ありますよ。
酒に蕎麦、海産物といった印象が強いです。
やはり水のいいところは、あらゆるお酒がおいしいですね。
うらやましいかぎりです。
投稿: yokochan | 2007年4月28日 (土) 00時44分
ニケさん、こんばんは。ズルではありません、こちらも打ち込みやすいですよ(笑)
マリナーは、個性は薄いですが、そのオールマイティーぶりと、音楽のわかりやすさが好きなのです。
投稿: yokochan | 2007年4月28日 (土) 00時47分