バッハ マニフィカート ガーディナー指揮
街を彩るイルミネーションの発祥ともいえる、仙台の光のページェント。
何年も仙台には行っているが、国分町で夜は終わっていたので、見たこともなかった。
今年は根性据えて見にいった。
単色イルミネーションでは、髄一の規模と美しさ。
こんなイヴェントが主に商店主の努力や市民のボランティアが中心となって行なわれていることが驚き。行政の関与はちょっぴり・・・・。
クリスマスの日に、バッハのマニフィカートを聴く。
日本ではイヴェントと化してしまったクリスマス。
かくいう私も、通俗的な日を過ごしてしまうが、音楽だけは、キリストの降誕という史実や宗教感に根ざしたものを聴きたい。
そんな1曲が、マニフィカートである。
この輝かしくも祝典的な音楽は、マリアの受胎告知後、喜び溢れるマリアが、親族エリザベツを訪問し、神を賛美する場面に基づくもの。
「私の魂は主をあがめ」という、ルカ伝の1節が原典。
独唱4人に合唱、金管の活躍するオーケストラのための音楽は、心踊るような躍動感と感謝の念に満ちている。
バッハの中でも壮麗な音楽のひとつ。
クリスマス・オラトリオとともに、この時期にぴったりの曲をガーディナーの屈託ない演奏で楽しむ。
25日を終えると、ツリーは撤去され、何事もなかったかのように元通りになってしまう、日本の街々。
なんなんだろ?
子供たちに聞いてみた。
クリスマスって何の日?
え?知らな~い・・・・・。
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