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2008年10月14日 (火)

モーツァルト 弦楽四重奏曲第17番「狩」 ドロルツ四重奏団

Maron先行き不透明のなか、収穫の秋を迎えております。

生活や政治・経済がどうなろうと、自然の営みは変わらない。
それを受け入れる人間の心情や環境が変わるだけ。
それも一時で、自然は大きくは変わらずに見守ってくれている。

一雨ごとに深まりゆく秋。
いい季節であります。

Dorolc_sq 今日は日頃のワクタシとは趣向を変えて、古典派の室内楽を聴きましょうかね。

年をとったせいか、最近、寝ていても夢ばかり見るし、休みの日でも早く目が覚めてしまう・・・。
そして悲しいことに夢の内容を覚えている。
昨年「トリスタン」を聴きすぎて、自分で演出したかのような斬新な舞台の夢を見てしまったことを以前書いたと思う。
 このところ、学校の夢や育った家や親戚の家の夢を見たりする。
昨晩の夢~親戚のお墓に行く狭くて鬱蒼とした道を歩いていたら、前に怪しくも恐ろしげな女が座っていたかと思うとこちらに向かってズンズンやってくるじゃないの。あわてて、引き返そうとしたら、後ろからも別な何かが迫ってくる・・・・。あまりの恐ろしさに、神様と祈りつつ、「ひぃぇぇ~い」と叫んで起きてしまった!!!
あたしゃどうかしちゃったのかしら?? 寝るのが怖い。いやな夢だった。
それとも、あの女は、カミサンだったのか??だとすると起きていても怖い。

話が脱線しすぎたのも、このCDを聴いていて、レコードの音色を思い、若き日々も思い起したから。
懐かしくも希少性の高い音源の復刻に取り組んでいるレーベル「EINSATZ」の最新の1枚は、1950年結成の「ドロルツ四重奏団」ハイドンモーツァルト
この四重奏団は、主としてベルリン・フィルのメンバーたちから構成されていて、当然にフルトヴェングラーやカラヤンのもとで演奏してきたツワモノたちなのだ。
カラヤンのもとで来日もしているらしい。
そんな連中が、のびのびと、思い切り音楽を楽しみ歐歌している様子がモノラルの柔らかな響きの中から聴いてとれる。
聴き古した感のあるモーツァルトの曲が、こんなに新鮮なのは、普通すぎるなかにも足を踏み出したかのような甘やかさと耽美性があるから。
スマートでキレのいい昨今の演奏とは一線を画する気持ちのなごむ演奏に、なにか今日はいい夢を見れそうな気分になってきた、かも・・・。

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