スクリャービン ピアノ協奏曲 ウゴルフスキ&ブーレーズ、そして札幌
スクリャービン(1872~1915)はピアニストでもあって、大変な名手だったらしい。
そのピアノ作品や交響曲に聴く作風の変化にも、シェーンベルクやストラヴィンスキーにも負けないくらいに驚く。
後年の神秘主義的な怪しいムードに比べて、前期のメロディアスでロマンテックな作風は、後期ロマン派色満載で、私は結構好き。
このピアノ協奏曲は、2度目の記事だけど、アシュケナージ盤が出た昔から聴いてきた好きな曲。
どこからどこまでもショパンのような詩情に溢れた懐古調の協奏曲。
憂愁に満ちた1楽章は、胸焦がすような青春サウンドだ。こちらはラフマニノフにも近いが、第2主題などはもろショパン。
緩徐楽章も、まさにショパンの2楽章そのもの。変奏曲形式で、中間部のピアノの鮮やかさといったらない。
そこまでやることはないだろう的な、3楽章。何がそこまでかって?
ショパン似ですよ。こちらは自己陶酔的な様相を帯びているし、民族色もある。
ロマンティックな音楽が好きな方、是非にも聴いてみてください。
ブーレーズがどんな顔してこの曲を振っているのかわからないけれど、結構まっとうにやってるし、ウゴルスキはもう、そちら系の名手だから、このCD全然問題ない。
でもなんで、シカゴなんだ?
過去記事 「オピッツ&キタエンコ」
函館から、昼過ぎに札幌駅に降り立つ。
どこかで、パソコンを借りて、少し仕事の整理をしたい。
でもその前に腹ごしらえだ。
ラーメンだ。
駅近くであれば、ホクレンビル地下の「一粒庵」。
地産地消で素材を道内産にこだわった店で、今人気。
2時近いのに行列。
食べたのは、「元気の出る味噌ラーメン」。
納豆かと思ったら、行者にんにくとチャーシューを卵で炒ってあるものがトッピング。
そして、濃厚な味噌がめちゃくちゃうまい。
大通り公園をちょいと撮影。
夜は、いよいよ札幌コンサートホール「キタラ」へ。
地下鉄の駅から、中島公園を抜けて歩く。
圧雪の上を、地下鉄で同時に降りた方々と一列になってザクザクと雪を踏みしめて行進する。遠く、キタラの照明が見えてきて、期待がいやでも高まるというものだ。
コンサートのあとは、すすきのへ侵攻。
お馴染みのお寿司やさん「すし万」で、おいしくいただく。
ウニをスプーンですくって食べる。
そして酒を飲む。
「かに」ごございます。
大将、今回もご馳走さまでした。
また食べたいっす。
疲れもあったのか、そこそこ酔ってしまった。
トボトボと、雪に足後を付けながらホテルに戻る。
記憶が曖昧。
悲しいことに、アル中ハイマーは進行しているのだろうか。
次の日の朝、千歳空港を飛び立つ前に・・・。
さすがに食べれませんや。
撮影のみのラーメン大会。
さらば北海道。
苫小牧あたりか。
また来るぞ~。
札響に合わせて。
それと、今年のPMFは、MMTがマーラーを振るんだ。これは注目。
機内の様子。
あれ?
また飲んでる。
3月で切れてしまう、アップグレードを利用して、贅沢にもプレミアクラスに搭乗。
軽食と飲み物は飲み放題。
シャンパンを午前中から飲んじゃった。
明日からまた日常へ。
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コメント
ごぶざたしておりました<(_~_)>。
このCD、クラシックはまり始めにゲットしております。波乱に満ちたプロフィールを持つウゴルフスキに興味を持ち、まずベトベンの32番ソナタを聴きました。次にこのCDでした。自分はクラシックに決定的にハマった曲がショパコンでしたので、この曲・演奏は必須と思ったわけですね。
しかし数回聴いたあとは。。。ミチョモランマ状態(爆)。購入から丸3年、改めて聴いてみます(^^;。
ラーメン、とっても旨そう♪
実は北海道には一度も行ったことがありません。
投稿: 左党 | 2009年3月26日 (木) 23時16分
おぉ、左党さま、こちらこそご無沙汰でございます。
ちょうど、いま、長期寝かせてしまった「天の戸」を飲んだところです。全然、普通にうまかったです!
CDは熟成しませんので、適当なところで聴いてあげてください。(わたしも段ボールミチョランマ族ですが・・・)
この曲は、相当好きです。
今回は久しぶりですが、北海道は、仕事に恵まれよく行きました。人間性を取り戻せる別天地と思ったりもしてます!
投稿: yokochan | 2009年3月27日 (金) 00時11分