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2009年8月25日 (火)

コルンゴルト 「死の都」から「マリエッタの歌」 ヘンドリックス

Shoro_1 16日、お盆の送り、灯篭流しを見かけた。
実家より帰宅中、藤沢市の引地川にて。

橋の上から眺めてたけれど、来る来るわ、じゃんじゃん流れてくる。

Shoro_2 橋の反対側は浅瀬で流れが急になっていて、ここで男衆が数人で灯篭をキャッチして回収しているが、大量に襲いくる灯篭に四苦八苦しているのを見るのもまた楽しいもの(失礼)でありました。

Korngold_symphony_most 忙しいです。
仕事も、息子の宿題も・・・・。
眠いです。
疲れがたまってます。
お酒もなるべく飲まないようにしてます。
親類の不幸がまたあったりで、この2ヵ月で3件。
地震も毎日ゆらゆらします。
電車も始終止まったり遅れたりしてます。
車の運転のしすぎで足がかったるいです。

と、まぁ、ここまで弱音を吐けばいいでしょう。

今日、携帯に送られてきたコラムによると、「ブログは心理学に通ず」とあった。
書くことで毎日の生活の印象が変わる→日記療法に準ずる効果。
そう、ネタ集めで日々が活性化するわけですな。
それと、認知療法効果もあるそうな。
 でも更新しなくちゃならないプレッシャーも生まれうるから、やはり縛られすぎず、気楽にやることですな。

時間のない今宵は、私の大好きなアリアをひとつ。
コルンゴルトのオペラ「死の都」から「マリエッタの歌~わたしに残された幸せは」。
世紀末を生き、世紀末音楽から脱却できず忘却されてしまったコルンゴルト。
あまりに甘味でとろけるような美しさに満ちたこのアリアは、主人公パウルが、愛するいまは亡き妻と実在するマリエッタを重ね合わせてしまい、幻にさまようというこのオペラの核心とでもいうべき名旋律である。

ウェルザー・メストフィラデルフィア管による交響曲の余白、といってはもったいないくらいの名唱が、バーバラ・ヘンドリックスの歌。
「6つの素朴な歌」から4曲と、「マリエッタの歌」が収録されている。
彼女の人懐こいチャーミングな歌声は、健康的にすぎる場合もあるが、このコルンゴルトではその歌声が懐かしさと憧れに満ちて聴こえて、素晴らしく音楽にマッチングしている。
濡れそぼったような抒情とでも言おうか。
雨に煙るブリュッセルの河を眺めて少し前のことを振り返っているような気分にさせてくれる。

ちなみに、私のあと好きな「マリエッタの歌」の歌手は、B・シルズ、フレミングにデノケ、オッターなど。
パウルが最後に歌う同じ歌も素敵すぎで、わたしはカラオケで歌いたいくらい。
こちらはなんといっても、R・コロ、そしてこの役のスペシャリストT・ケルル。
ケルル氏は、来シーズン、新国でドン・ホセを歌いますよ。

過去記事
 「ラニクルズ&ウィーン国立歌劇場の死の都」

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コメント

yokochanさま こんばんは

残暑お見舞い申し上げます。

私のブログもリハビリの一環です、爆〜
色々とお忙しいようですね〜。お身体をご自愛ください。

コルンゴルトの「死の都」
何とも言えず、美しい曲ですよね。
「マリエッタの歌」
私は、往年の名歌手、ロッテ・レーマンが歌ったものも持っています。日本盤で昔発売されていたアリア集の中に収録されていました。これもなかなか素晴らしいですよ。

この記事を読んで、また聴いてみたくなりました〜。
ミ(`w´彡)

投稿: rudolf2006 | 2009年8月26日 (水) 17時34分

rudolfさん、こんばんは。
残暑お見舞いありがとうございます。
rudolfさんも水分をしっかりとって気をつけてくださいね。
ブログのリハビリ効能はいろいろとあるようで、私も自ら癒されてます(笑)

このアリア、もうたまらなく好きなんです。
このヘンドリックスの歌を聴いたときは、鳥肌が立ち、そして涙ぐんでしまいました。
ロッテ・レーマンですか! まともに聴いたことがないのですが、是非に聴いてみたいですね。
今度ショップでチェックしてみます。

投稿: yokochan | 2009年8月27日 (木) 22時38分

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