ロンバーグ 「学生王子」 カーメン・ドラゴン指揮
今日は、北埼方面に行ってきた。
熊谷まで新幹線、そこから車で群馬、羽生と走りまわる。
いつも最高気温でおなじみの熊谷。確かに暑い、暑かった!
でも、ラーメンを食べるであります。
「きくちひろき」という主人の名前のラーメン店。
どれもうまそうだったが、あっさり醤油をチョイス。
見た目のとおり、澄み切ったスープがとてもさっぱり、でも出汁がしっかり効いていて、とってもおいしゅうございました。
昨日(木曜)、テレビの県民ショーを見ていたら、埼玉北部のB級グルメ、「フライ焼き」をやっていた。
しかも、今日行く予定にしていた、「イオンモール羽生」が登場していた。
これには驚き。
じゃあ、ってんで、ご覧のとおり買ってみました、お家まで持って帰って食べてみました。
薄べったいお好み焼きのようなものの中に、焼きねぎと、香ばしく焼いたひき肉少々。一口目は、なんじゃこりゃ、だったけど、食べ進むと結構うまいことに気が付く。妙にうまい。
車で郊外を走ると、「焼きそば・フライ」というのぼりを掲げた店が結構ある。
各県、ところ変わればいろいろにございますなぁ。
ちなみに、今日はここのイオンで、舛添要一大臣がやってきて演説しておりました。
岡田AEONで。
到着まで、地元県議が前座を務め、小泉改革の4年前の選挙はなんだったのか、民主党を批判するばかりでは勝てない、等々、相当な自己批判精神でもって訴えかけていた。
なんだかねぇ~。 今宵はかるく、ロンバーグです。
Sigmund Romberg、ジグマンド・ロンバーグ(1887~1951)。
ハンガリー生まれ。
ヨーロッパからアメリカに渡り、ミュージカルで大成功した。
大好きなコルンゴルドもそうだが、戦争をはさんで、ヨーロッパから移住した音楽家たちが、アメリカ文化の一翼を担い、ハリウッド映画音楽やミュージカルの先駆となったのは、とても興味深い。
これもまた、歴史に戦争がなければ、ヨーロッパとアメリカの関係が文化的にどうなっていたいたろうか。
ロンバーグは旋律の宝庫。
めったに聴かないジャンルだけれど、お馴染みの旋律が滔々と流れては尽きない。
「アルト・ハイデルベルク」を原作とするブロードウェイミュージカルで、マリオ・ランツァ(懐かしい)が映画では歌っていた。
なかでもセレナードが超有名だし、珠玉の名旋律といってもいい。
「学生王子」「砂漠の歌」「アップ・セントラルパーク」「ニュー・ムーン」。
これらが収められた1枚は、ナイトキャップ的にも聴ける、楽しくも懐かしいものだ。
「ニュー・ムーン」の「恋人よ我に帰れ」と「One Kiss」などは極めてロマンテックなもので、これらを聴くと、シュトラウスのウィーンのワルツ、R・シュトラウスの爛熟などを思い起こすことができちゃう。
カーメン・ドラゴンと聴いて、「おお、懐かしい」と思われる方も多いかと思う。
私は、AMラジオのFEN放送で彼が受け持った日曜の番組をよく聴いていて、そのマイルドで素敵な声とともに思い出すことができる。
「Hellow, This is Carmen Dragon」という挨拶。
作曲家兼指揮者として、まさにハリウッドで大活躍したドラゴン。
かの地で、グレンディール交響楽団を結成し、このCDのハリウッド・ボール響の母体でもあるし、ワルターのコロンビア響もこちらが母体。
ヨーロッパから流れてきた名手もたくさん在籍した凄腕のオーケストラ。
ロンバーグのミュージカルをクラシカルに編曲し、このハリウッド・ボール響と録音したドラゴン。このコンビはたくさんの録音をキャピタルに残していて、そのいずれもが、たかがライトクラシカルとバカにできないほどの完成度の高い素敵な演奏になっているので、是非とも復刻していただき、多くの方に聴いていただきたいものであります。
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コメント
おはようございます。
カーメン・ドラゴン、懐かしいですね。
私もセミクラが好きでよく聴いていました。
マントヴァーニー、アンドレ・コストラネッツ、フランク・プールセル等にもお世話になりました。
ブランデーを舐めながら、こういう音楽をBGMにしてウトウトするのが好きなんです (^_^)
投稿: 天ぬき | 2009年8月 8日 (土) 09時39分
天ぬきさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
カーメン・ドラゴンにご共感いただき、とても嬉しいです。
ヴォーカルでは、アンディ・ウィリアムスやパット・ブーン。
アメリカのゴージャスかつロマンテックな音楽の典型でしょうか。
ご指摘のミュージシャンたちも懐かしい!
NHKFMの午後とかによくかかってました。
こんな素敵な音楽でウトウト、最高のシテュエーションにございます(笑)
投稿: yokochan | 2009年8月 8日 (土) 23時57分
グレンデール交響楽団‥、中野雄さんの『指揮者の条件』と言う本に、アメリカのオケで最も録音点数の多い団体で在りながら、『本名』では登場せず『ハリウッド-ボール交響楽団』、『コロンビア交響楽団』、『RCAヴィクター交響楽団』の変名で大車輪の活躍をしたので、その事実が気付かれていない‥とのエピソードが、紹介されておりました。1950年代のハリウッド映画では、音楽の作曲が完了してから試演の暇が無いので、初見能力の頭抜けた凄腕軍団が、このグレンデール交響楽団のメンバーを形作って居たそうです。
所でセミ-クラシック‥もう死語でしょうね‥の名手では、フランク-プルウセルと言う名指揮者もおいででした覚えが‥。現在CD復刻成されているのでしょうか。
投稿: 覆面吾郎 | 2020年2月 5日 (水) 18時36分
グレンデール響のエピソードをご紹介いただき、ありがとうございます。
同響は、まだ存在しているらしいですし、グレンデール・フィルなんてのもあるようで、FBにサイトがありました。
この記事を書いた時には、知らなかったのですが、いま読み返すと、グレンデールといえば、隣国系の方々が立てた、〇〇〇像を思い起こす街であります。
セミクラシックというカテゴリーは確かに死に絶え、いまは、J・ウィリアムズに代表されるような、シネマ系の音楽がそれ系の主役になったのでは、と思います。
フランク・プールセル、懐かしいお名前です。
あとパーシー・フェイス、コステラネッツ、マントバーニー、マンシーニ、ルフェーブルなどなど、たくさん思いつきます。
これぞ、昭和でしょうね。
投稿: yokochan | 2020年2月 6日 (木) 09時00分