ワーグナー 管弦楽曲集 ヤンソンス指揮
今日の夕方、名古屋高速の都心環状線にて。
きれいなもんだから、ハンドルを握りながらパシャリ。
いい感じに撮れました。
前にも書いたけど、ワタクシ、夕焼けフリークなんです。
そんな私、なんか寂しすぎるかしら?
ヤンソンスの指揮するワーグナー。
今年、2009年6月、ルツェルンでの最新ライブ録音。
ヤンソンスは、オスロフィル時代に、同オケともワーグナーを録音していて、そちらは1991年。
18年の歳月を経て、どんなワーグナーを聴かせてくれるか。
以前の演奏は、かつて取り上げ、ちょっとがっかりしたことがある。
何もひっかからない、スルっとした演奏だったから。
オスロ盤 「マイスタージンガー」「トリスタン」「黄昏~葬送行進曲」「リエンツィ」
今回は、手兵のひとつ、バイエルン放送響を指揮。
「タンホイザー」~序曲とバッカナール
「ローエングリン」 第1幕と第3幕の前奏曲
「ワルキューレ」 ワルキューレの騎行
「神々の黄昏」 ラインの旅と葬送行進曲
いい。前回と格段の違い。
何よりも、オケが労せずしてワーグナーの響きを出しているのを感じる。
ブラスの艶と輝き、分厚い低弦にどこまでもクリアーなヴァイオリン。
マイルドで暖かな温もりを感じさせる管。
シュターツオーパーのオケもそうだが、これらミュンヘンのオーケストラは本当に素晴らしい。
オケだけでも、ワーグナーにおいては成功が約束されたようなもんだが、ヤンソンスの気持ちの入った入念な指揮ぶりは、18年前のそれとは大違い。
タメも大きくなり、雄弁で構えは大きい。
活きの良さはヤンソンスならでは。
だが、ちょっと健康的にすぎないか?
というのが、これまであまたワーグナーを聴いてきた私の唯一の不満である。
序曲とバッカナールも別々に演奏されていて、オペラの一部としてよりは、オーケストラピースのような扱いだから、よけいにそう感じる。
これらの中では、清らかなローエングリンと活力に満ちたラインの旅が大いによかった。
ヤンソンスは明らかにオペラ指揮者の素質を有しているのだから、オーケストラ指揮をもう少し絞って劇場活動もしてもらいたいものだ。
この秋、例年恒例のヤンソンス公演。
今年は、バイエルンの番で、このワーグナー・プログラムも予定されている。
ところが、これまた何度も苦言を呈することになるが、大物ソリストとの抱き合わせで、チケットが超高い。しかもいまいちのプログラム。
これにはまったく腹が立つ。
と、いうことで毎年聴いてきたヤンソンスも今年はお休みであります。
秋がそこまで来ましたな。
連休を前にした金曜日。
名古屋からの上り新幹線は指定席がいっぱい。
私は、前日名古屋入りした時にチケットを購入したものだから、このように窓側でゆったりと秋味を堪能しましたよ。
みなさん、よい連休を
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