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2010年2月 7日 (日)

コルンゴルト 「カトリーン」 ブラビンス指揮

Midtown_a

六本木ミッドタウンで見つけた光のオブジェ。
ひとつひとつにメッセージが書かれてました。

Korngold_kathrin

コルンゴルト(1897~1957)のシリーズ。
何気にシリーズしてます。
録音されて聴ける作品は、そんなに多くはないので、全作品を時間をかけて踏破してみようと思っている。
同じ曲ばかりだけれど、本ブログでも記事数は15になった。
いずれの写真もイルミネーション系で、私の貧弱なイメージ造りに失笑・・・。
こうして愛着をもって聴いてきて思うのは、コルンゴルトのいい意味での保守性。
世紀末後の作曲家であるけれど、世紀末の末裔として生き抜くことしかできなかった悲劇。
時代は無調や十二音、さらには前衛音楽までもがコルンゴルトの身の回りには鳴っていたはずだ。
でも彼は、モーツァルト以来の神童として活躍し、もてはやされたウィーンのことを忘れられず、過去の街ウィーンを思い、いつか復帰できることを願望し続けるのだ。

Korngold_kathrin_1

こんなエピソードを思うだけで、胸が締めつけられる思いがする。
ユダヤ人ゆえに、アメリカにのがれ、ハリウッドで映画音楽の祖のような存在となるが、心にはヨーロッパがあったのだ。
ナチスが消え去っても、ヨーロッパは、もうコルンゴルトを受け入れることはなかった。
気の毒なコルンゴルト。
でもおかげで、素晴らしい映画音楽の数々が生まれたし、アメリカの風土とヨーロピアンの望郷がシナジーを生んだ素敵な作品も残された。

いろんなジャンルに作品を残したけれど、やはり声楽や劇場作品が素晴らしい。
オペラは5つ。
作曲順に、「ポリクラテスの指環」(17歳)、「ヴィオランタ」(18歳)、死の都(23歳)、「ヘリアーネの奇跡」(30歳)、カトリーン(40歳)。
いかに早熟であったか。
最後のオペラとなってしまった「カトリーン」は、CDにして3枚。
演奏時間3時間の大作だけど、これで怯んではいけません。
全3幕。
内容は、洒落たラブストーリーで、とっても気が効いていて、音楽は馴染みやすく、ウィーン世紀末風、かつ、ハリウッド的。
メロディアスな旋律の宝庫でもあり、コルンゴルト好きの私は、何も勉強せずに一度通して聴いて、そこですぐにお気に入りに昇格。
以来、ここ数カ月、何度も何度も聴いてます。
その素敵な旋律は歌えるくらいになっちゃった。

そう、コルンゴルトのヴァイオリン・コンチェルトをお好きな方なら、思わず口ずさみたくなるような、ロマンティックな旋律が次々に紡ぎだされてくる3時間。
R・シュトラウスとマーラー、ツェムリンスキーや初期新ウィーン楽派をお好きな方なら、全然OKのコルンゴルトのオペラであります。
有名な「死の都」よりは、シンプルで映画音楽的。死の都は、ゴシックロマン風の心理劇を見事に描いてみせたコルンゴルトだが、ここではよりシンプルなラブロマンス。
思えば、長じてますます、ヨーロッパの音楽の潮流から自ら脱して、より単純に大衆にもわかりやすいメロディ重視、耳に優しい音楽へと向かっていったことがわかる。
これを後退とみるか、前進とみるかは、当時のナチス政権が下した「退廃」という言葉では、簡単に片付けられない問題だけれども、私は、ハイドンやモーツァルト以降、営々と続いたドイツオペラの流れに立派に即した純正なオペラとして、大いに評価、応援したい。
しいては、コルンゴルトの音楽そのものにも、そう思いたい。

 

第1幕

南フランスの古い街。
若い男女がシネマを見に集いつつあって、映画館のドアマンの呼び込みもかまびすしい。
若い兵士のフランソワは、招集される前はシャンソン歌手、ギター片手に街で歌っていた青年で、ベンチに腰掛け歌っていると、カトリーンと友達のマーゴットが映画を見にやってくる。
フランソワは、カトリーンをひと目見てピピッときてしまう。
彼女たちは、ドアマンに兵士さんが同伴でないとお断りと、入場を禁止されてしまう。
そこでフランソワは、一緒にいかがとカトリーンを誘う。
街は学生や人々で大騒ぎ。映画を見終えて出てきたふたり。
ベンチに腰掛け、楽しかったと語りつつも、お互い魅かれあう。
フランソワは、得意の歌を披露(このテノールの歌は、ホントとろけるほどに美しい)し、カトリーンもうっとりと答え、つに愛を交わしあう。カトリーンはスイスから出てきて両親もいないし、フランス語がわからない。
フランソワは、兵士で歌が好き。片言のドイツ語がやがて歌になってゆくのが素晴らしい。
夜も更けて、二人は別れなくてはならない・・・・。

ハウスキーパーの仕事をマーゴットとしているカトリーン。

ご主人のことを気にしつつも、同僚とフランソワのことを話すが、マーゴットは所詮、兵隊さんだし別れた方がいいし、仕事を解雇されては困るから、もう会えないと手紙を書くことを勧める。
涙ながらに、別れの手紙を書くカトリーン(泣けるよ、このモノローグ)。
そこへ夜を忍んでフランソワがやってくる。帰って、いや君が好きなんだ、の押し問答。
そしてフランソワは、自分は兵士だけど、あともう少しでそれも終わる、本当は歌手なんだ、と熱く歌う。(~これまた素晴らしいアリア)
そして二人は朝まで過ごすのでありました・・・・・。

数日後、軍に命令が下り、隊は街を出て出陣することに。
別れの挨拶にきたフランソワをマーゴットは追い払うが、カトリーンが出てきて、変わらぬ愛を誓う。盛大に軍は行進して街を出てゆき、人々も熱狂してそれに続く。
一人カトリーンは、マリア様の像の前にひざまずき、残される悲しみを歌う。
そして、フランソワとのあいだに身ごもった子供に祝福を求め、マリアに深く祈るのであった。


第2幕
 
 数ヵ月後のフランス国境に近いスイス。
年末の宿屋の前、カトリーンがフランソワを探し国境を越えようとやってくる。
警察官にこの道はフランスのマルセイユに行くのか聞くが、警官は何故ゆくと問い詰め、フランソワからの手紙を取り上げ、パスポートの提示を求めるが、それはすでに期限の切れたものであった。
警官は、宿屋にカトリーンを押しこめ、明日戻りなさいと諭し、宿屋の女主人も含めて小競り合いとなる。
その騒ぎのなか、マリニャックとモニークの男女がやってくる。
この男は、マルセイユでクラブを経営する実業家で、ひと目カトリーンを見て気に入り、彼女がフランソワという男を探していることを聞き、マルセイユへ連れてゆくことを約束し、偽のパスポートを渡す。
世間しらずのカトリーンは、他人のパスポートに疑問を抱きつつも、フランソワのいるマルセイユにいけるとあって了解する。
警官は、この男女に袖の下をつかまされ黙ってしまうのであった。悪いやっちゃ。

マルセイユ、マリニャックがオーナーのクラブ。大晦日のパーティを迎える準備中。
ジャズ風の音楽、むせび泣くサクソフォーン。コルンゴルトの面目躍如たる音楽。
女主人ショウショーが、新人歌手のフランソワにキャバレーの歌の手ほどきをしている。
彼女は、フランソワにいいよるが、彼は一人の女性を大事にしていると断り、彼女を怒らせてしまい、出て行けということになる。
 オーナーにお暇をもらおうと向かったところに、マリニャックが帰ってくるが、話を聞いてくれない。
こいつは、カトリーンをいかに物にするかで頭が一杯。
フランソワは引き下がり、マリニャックは、まるでスカルピアのように燃える邪悪な心を歌う。
それを物陰で聞いていたのが、モニークで、彼女は嫉妬に狂い、自分と結婚をしなくてはならないと散々に食い下がり大喧嘩になり、マリニャックに殴打されてしまう・・・。
 覚えておき!と退出したかに見えたモニークは、カーテンの後ろに巧みに身を隠す。

そこへカトリーンが連れられてくる。
フランソワに会えると喜々としているが、マリニャックはマルセイユは複雑な街だからすぐには無理だ。明日ゆっくりと探しましょう、ほら海だよ、と外の海を見せると山育ちのカトリーンは感動してしまう。
迫る男に、ようやく気付き逃げるカトリーン。気分直しに、歌でも聞かせようと、ボーイを呼び、先ほどの新人歌手を連れてこさせる。
ここで再会を果たす二人。
マリニャックに抱かれようとするところに来てしまったフランソワ。
怒り、カトリーンは逃げる。
思わず、軍人ゆえに持っていたピストルを出してしまうが、冷静になりそれを雇い主に渡し、さるフランソワ。
この混乱のなか、物陰からそっとそのピストルを取ったのがモニーク。
欲望ギラギラのマリニャックがカトリーンに襲いかかるところへ、一発の銃声。

ホールに瀕死の状態で出てきたマリニャック。犯人は新人歌手だ・・・・とこと切れる。
それを見ていたフランソワは、てっきりカトリーンがやったものと思い、そう、自分がやりましたと自白。
カトリーンは、フランソワが撃ったものと思い、自分がやったの・・というものの、フランソワは連れていかれる。
 一人残ったカトリーンは、わが身の哀れさに、悲しみの歌を歌い泣く。。。。


第3幕
 
 あの事件から5年が経過し、カトリーンはスイスの山に抱かれた小さな宿屋の女主人となっていて、傍らには父と同じ名前をつけられた少年フランソワがいる。
ここで、カトリーンはずっとフランソワを待っていたのである。
夕方、親切にしてくれるテイラーが頼まれた商品をもってやってくる。
彼は、カトリーンに好意をもっていて、いつまで待っても帰ってこないよ、自分ならいつでもいいと語るが、カトリーンはあなたはとてもいい人だけど、必ず帰ってくるのよ、といなす。
少年は、夕飯の片付けをするカトリーンに、何故いつもお皿が余分にあるの?と無邪に聞くと、彼女は、いつお客さまが来るかわからないでしょ。
イエスさまもお客さまも、疲れていらっしゃるのです。。。と8時になったらベットに入るのよ、と約束させて、仕事をしに奥へ消える。

そこへフランソワがギターを片手に、「何かに導かれてここへ来た、私の憩う場所はどこに・・・」と歌いながらやってくる。
少年を認め、彼の頭をなでつつ、少年に父がいないことなどを聞き、自分なら君のような子供が欲しいとフランシスはいい、少年に歌を教える。
やがて8時の鐘がなり、少年は別れを告げ家の中に入る。

テイラーと道であったフランシス。テイラーは、一晩の宿を提供するかわりに、自分のために求愛の歌を歌って欲しいと頼みこみ、カトリーンの家のまえでギターを構え、見えないところでフランソワが美しいラブソングを歌う。
 やがて、歌を聞いてカトリーンが出てきて、ここで二人はまた再会を果たす。
しかし、テイラーと結婚してしまったと早合点したフランソワはその場を去ろうとし、カトリーン
は、ずっと待っていたと必死に食い止め、人のいいテイラーも違うんだととりなし、ギターをフランソワに返して去ってゆく。


ここで、二人の邂逅の二重唱。
お互いが、片方が人を殺めてしまったと思い込んでいたが、ここでようやく真相がわかる。
少年フランソワが、眠気まなこで出てきて、父親が帰ってきたとカトリーンに言われて、父の胸に飛び込み、明日は喜びのあまり踊っちゃうよ!と語り、ベットにまた帰ってゆく。
もうパズルのようにややこしいことはオシマイだね、ここでずっとずっと暮らしてゆくことにするよ、とフランソワ。
 静かに、静かに音楽は感動的なまでに美しく閉じるのであります。。。。。。


長いあらすじを起こしてしまいました。
邦訳が付いてないので、英訳を見ながら聴いたものです。
ワーグナーの台本のように複雑じゃないから、音楽をしっかり聴いて耳になじませてから、対訳片手に聴いたものです。

 コルンゴルト 歌劇「カトリーン」

   カトリーン:メラニー・ディーナー  
   フランソワ:ディヴィット・レンドール
   モニーク:デッラ・ジョーンズ    
   マーゴット:メラニー・アルミステッド
   ショウショウ:リリアン・ワトソン  
   マリニャック:ロバート・ヘイワード
   テイラー:トビー・スペンス     
   息子 :マーガレット・フィーヴィオル
   その他
   
  マーティン・ブラビンス指揮 BBCコンサート・オーケストラ
                BBCシンガース
                    (1997.11 @ロンドン)


このCD、これまで何度聴いたかわからない。
ともかく甘味で美しいコルンゴルトの音楽。
そして、素晴らしい歌の数々がたっぷり詰まったこのオペラに何度も涙を流した。

馴染みでないオペラを、ものにするには手間暇がかかる。
たいていそれは輸入盤だから、私は、まず音楽だけを徹底的聴いて耳につくくらいまでにする。同時に、各国語だから厚い解説書の中から、あらすじの部分をコピーして電車の中などで読んで概略頭にいれておく。
そして、最後は英訳をたよりとして、CDを全曲じっくりと聴くのだ。
音楽はすっかり馴染みになっている頃あいなので、不思議なほどに、ストーリーと歌、オーケストラがどんどんこちらに入ってくる。
 こうして狙ったオペラを自分のお気に入りにしてゆく喜び。
なかでも今回の「カトリーン」は、私の大好きなオペラのひとつとなったことは間違いない。
昨年のRVWの毒入りキッスとともに、私の中での大ヒットであります。 
美しくも愛らしい、フランソワの歌の数々は歌えちゃいますし、カトリーンのアリアも鼻歌で歌えます(笑)

ここで歌っている歌手のうち、M・ディーナーは、シュトラウスやプッチーニを得意にする今や旬の歌い手で、わたしのお気に入り。昨年N響にも来てました。
後期ロマン派を歌うのに必須の声の怜悧な美しさと音程のよさが完璧なまでに素晴らしい。彼女のマルシャリンを聴いてみたいもの。
対するレンドールのリリカルなテノールも惚れ惚れとしてしまう。
このひと、最近オテロやトリスタンも歌うそうだから、声が重くなっているのか。興味あり。
BBCの英国オケらしい柔軟で適用力あるニュートラルな響きもコルンゴルトには合っているように思われ、近現代ものに強いブラビンスの指揮のもとに素敵なオーケストラが聴けるのだ。

 

多くに方に聴いていただきたい、コルンゴルトの最後のオペラカトリーン」であります。
コルンゴルトのオペラ、あと3作、徐々に取り上げますよ。

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コメント

お早うございます。
昨日左腕に怪我をしてブラインドタッチが出来なくなってしまいました。
初めて買ったコルンゴルトのCDは映画音楽ロビン・フッドです。「まさに中途半端作曲家だ」と思いました。
でも弦楽四重奏曲全集と交響曲と死の都には圧倒されました。空騒ぎにも。ヘリアーネの帰還は、図書館にありますのでいずれ聴いて見たいと思っております。
それにしても彼のオペラを全部聴いておられるとは驚きです!!コルンゴルトヲタの鑑ですね(笑)

投稿: 越後のオックス | 2010年2月 8日 (月) 08時16分

越後のオックスさん、こんばんは。
お加減はいかがですか?

さすがに、この手のエントリーはコメントが少ないです(笑)
貴兄ならではのコメント、ありがとうございます。

コルンゴルトの映画音楽えは、なんといっても「シー・ホーク」がかっこいいですよ。
近々これもエントリーします。

是非、コルンゴルトの世界を味わってください。
シュトラウスとプッチーニ、新ウィーン楽派の混合ですが、どこを聴いてもコルンゴルトの響きがしてます。
「カトリーン」には惚れこんでしまい、ホント何度聴いたかしれません。夢にも出てきました。
コルンゴルトヲタですかね?

投稿: yokochan | 2010年2月 8日 (月) 23時11分

コルンゴルトのオペラとは、マニアックな感じですねぇ~

僕は、コルンゴルトだと交響曲とヴァイオリン協奏曲くらいしか聴かないです。
交響曲を聴いて気に入った頃、7、8年くらい前ですかね。「死の都」を借りてきて撃沈したことがあります。
それ以来オペラが苦手になった気がします…


とりあえず、週末のFMラジオで「カトリーン」から一曲流れるみたいなのでチェックしてみますね。


投稿: ライト | 2010年2月 9日 (火) 02時25分

ライトさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

こんなに美しく親しみ溢れる音楽のオペラが、全然聴かれないのは寂しいです。
ライトさんには申し訳ないのですが、死の都のマリエッタの歌を持ちまして、コルンゴルト開眼。
以来ずっとハマっております。

日曜のFM放送は、デ・ワールトの「ばらの騎士」に喜々としておりましたが、下を見たら確かに!
そのアリアは、1幕中ほど、カトリーンが結ばれない愛を断念して手紙を書く場面なのです。
これは、素晴らしい旋律ですよ!
フレミングに、どんぴしゃりの曲ですよ!
ありがとうございました。
そして、短いですが、「カトリーン」の一面をつかむにうってつけです。是非!

投稿: yokochan | 2010年2月 9日 (火) 21時27分

はじめまして、「コルンゴルト」で検索しているうちにたどり着きました。私もコルンゴルトおたくです。
最近の一番のお気に入りは、ミュージカルコメディの「沈黙のセレナード」です、CDもDVDも発売されていませんが、昨秋、抜粋がYouTUBEにアップされました。
http://www.youtube.com/watch?v=V8s8J-kdKLE

お薦めです。年内に、この演奏でのCDが発売の予定らしいです。楽しみです。

では、またお邪魔させていただきますね。。

投稿: 鶴ちゃん | 2010年3月 9日 (火) 23時29分

鶴ちゃんさん、はじめまして、ようこそおいで下さいました!

さっそく、鶴ちゃんさんのブログを拝見しました。
驚きの連続、心底コルンゴルトがお好きなのですね。
私なんぞ、足元にも及びませんので、いろいろ拝見して勉強させていただきます。

そしてご案内の「沈黙のセレナード」もゆっくり聴かせていただきます。
楽しみが増えましたし、そちらのCDも期待大ですね。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。

投稿: yokochan | 2010年3月10日 (水) 00時18分

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