« リスト ピアノ協奏曲第1番 アルゲリッチ&アバド | トップページ | ベートーヴェン 交響曲第5番 ベーム指揮 »

2011年1月 4日 (火)

モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」 ワルター指揮

Azumayama1

お正月は実家にて過ごしてました。
暮れから正月、地域で天気が全然違う。
雪の多い地方の皆さまには、申し訳ないくらいに温暖の地が私の郷里。
いつもの山の上では、菜の花が満開。
その向こうは、相模湾。

Azumayama3

箱根駅伝は、今年は応援に行かずにテレビ観戦。
シード争いのデットヒートがスリル満点でございました(大声あげてしまいましたよ)。
そして、散々飲んで、この山に登ったのでございますが、もう、心臓バクバク、足はへろへろ。
もう若くないのです。

Osechi1

伊達巻っ

Kawasakidaishi1

今年の川崎大師はすごい人出。
境内も、屋台も超混雑。

Kawasakidaishi2 Daishi_2010 Daishi_2009_a

不遜な写真なので、ちっちゃく。クリックで大きくなりますよ。
左から、2011→2010→2009。
年々、お札の数が・・・・・・・。

Kawasakidaishi3

今年の屋台の新顔メニュー。
ラーメン・バーガーでございます。
ラーメンを型焼きして、具材を挟んで、醤油または塩ダレをかけていただきます。
食感は、パリっとしていても、味は完全にラーメンでございました。
ビールに最高

Kawasakidaishi5

もういっちょう、新メニュー。
「八戸せんべい汁」にございます。
せんべいがやたらと多くって、腹一杯に。
だし汁がやたらとウマイんだわ、これが。

Kawasakidaishi4

飴買って、達磨せんべい買って、くずもち買って、家帰って大宴会。
ふぅ~っ、正月は体に悪いわ。
まだ始まったばかりだけど、来年も元気に正月を迎えたいものです(笑)

Walter_4041

モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」。
こんな名曲に言葉は不要。
ハ長調の調和のとれた均整美と荘厳さすらただよう音楽。

今風のキビキビ・はつらつのピリオド演奏に飽いたら、わたしたちの音楽受容の原点に戻ってブルーノ・ワルターの正しい演奏で。
コロンビア響の、薄めのオケも、今や懐かしい思いに浸らせてくれて、不思議なほどの安心感を与えてくれる。
それもこれも、ゆったりしたワルターのつくり出す落ち着きあふれる音楽と歌心があるから。
ピリオドで、繰り返しを全部やって40分の大ジュピターを聴かされるよりは、正味30分の緩やかなテンポのワルターの演奏の方が、モーツァルトの真髄を極めた大交響曲に感じる。
名曲・名盤でございますね。

今週は、名曲シリーズいきます。

|

« リスト ピアノ協奏曲第1番 アルゲリッチ&アバド | トップページ | ベートーヴェン 交響曲第5番 ベーム指揮 »

コメント

挨拶が遅くなりましたが、今年もよろしくお願い致します。

ワルターのジュピター(ステレオ盤)は、ベーム=コンセルトヘボウの9百円盤に次いで二つ目に買ったジュピターでした。
確かに、今聴くと「薄手」の響きですが、当時は3曲詰め込みのベーム廉価盤と比べると、何ともふくよかでずっしりと響いたものでした。今、聴いても素晴らしい。優しくて同時に威容を誇る演奏ですね。NYP盤共々お気に入りであります。

投稿: 親父りゅう | 2011年1月 5日 (水) 00時34分

おめでとうございま~す

川崎大師、最近はご無沙汰です
というのはずっと私が行っていたのですが
最近は兄に任せたからです

美味くもない角の蕎麦屋で酒くらって
松屋の飴に住吉のくず餅をお土産に
クズ餅は重くて持ち帰るのが大変でした

「ジュピター」に限りませんが繰り返しがなくて現代オケでの演奏が好きです(^^

投稿: パスピエ | 2011年1月 5日 (水) 10時32分

あけましておめでとうございます。
菜の花、もう春ですね。
今年もよろしくお願いします。
猫さんの写真も楽しみにしています。

おおみそか大笑い?!を見せてくれた花壇の豪傑猫の写真をブログトップにしました。豪快に初笑い?!です。


投稿: edc | 2011年1月 5日 (水) 11時20分

親父りゅうさま、こちらこそ本年もよろしくどうぞお願いたします。

ピピッとくるコメントは同世代ならではです。
ベームの900円盤は、第九とともに、見るだけで購入はできませんでしたが、あの価格は衝撃でした。
ベームは、ずっとあとになってから、ウィーンフィルのものを購入しましたが、何故かベルリンフィルとのものは、いまだに持ってません。

しかし、ワルターは本当にいいですね。
NYPOは、しかし聴いてないのです。
ジャケットだけはよく覚えてますが・・・。

投稿: yokochan | 2011年1月 5日 (水) 21時17分

パスピエさん、こんばんは。
そして、今年もよろしくお願いいたします。

大師は疲れます。人が多いし、定番を購入しなくちゃならないし、重たいし。
しかし、もう何十年も行ってると、そうしなくちゃいけなくなるんですね。
あの蕎麦屋さんは、いつも混んでますね。
入ったことがないのですが・・・・。
最近は通りにある春日部屋のちゃんこが人気を呼んでます。

時としてピリオドは新鮮ですが、やはりこうした演奏を聴くと、家に帰ったような安堵感があります。

投稿: yokochan | 2011年1月 5日 (水) 21時24分

euridiceさん、あけましておめでとうございます。
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。

菜の花が咲いてるのに、大雪に見舞われてる場所もあり、日本は広いです。
雪国のネコは気の毒です・・・。

それにしても、すごい大口!
ナイスなショットですね(笑)
わたしも、猫求めて頑張ります!

投稿: yokochan | 2011年1月 5日 (水) 21時30分

七草も過ぎてしまいましたが。。。
本年もよろしくお願い申し上げますm(_~_)m。
ワルターのモツアルトは実は未聴でして(滝汗)。
がっちりとしたカイルベルト+バンベルク響と、まるっきり違って20人ほどで鋭く密接に演奏するヴェーグ盤が現時点でのワタクシのお気に入りでございます。

投稿: 左党 | 2011年1月 8日 (土) 23時17分

左党さん、こちらこそご挨拶が遅れてしまいました。
今年も前年にもまして、よろしくお願いいたします。

カイルベルトや未聴ながらのヴェーグとも、きっと異なるワルターに思います。
前世期から営々と続く伝統にのっとった、そして優しいワルターならではのモーツァルトです。
是非とも、お聴きいただきたいと存じます。
モーツァルトは、奥が深いですねぇ。

投稿: yokochan | 2011年1月 9日 (日) 00時08分

お早うございます。お久しぶりです。過去記事に書き込み失礼いたします。世代の違いでしょうか、私はハツラツ・ピリオドのモーツァルトの方が好きだったりします。ブリリアントのモーツァルト全集はオランダの古楽器オケにヤープ・テル・リンデンという少し聴き慣れない指揮者の演奏で交響曲が全曲収められていますが、それが今いちばん好きなモーツァルトの交響曲演奏だったりします。彼はもともとチェリストのようでブリリアントのバッハ全集で無伴奏チェロ組曲の全曲を弾いています。ワルター&コロンビア響、カラヤン&ウィーンフィル、クーベリック、マリナーなどモダン楽器の名だたる名盤の数々を聴いているにもかかわらずこの知名度のあまり高くない古楽器演奏がいちばん好きだったりいたします。ホグウッドとエンシェント室内管の全集が廉価再発売されるのだそうで、今から楽しみです。中学1年のときLPレコードの5万~6万はする全集をレコード店でため息をつきながら見ていました。その全集がCD化されて4000円程度で手に入ったりしますね。

投稿: 越後のオックス | 2012年6月10日 (日) 10時51分

越後のオックスさん、こちらこそご無沙汰です。
世代といえばそれまでですが、やはり聴いて育った音楽の在り方なものですから、あとから来たピリオド系の演奏は、お仕着せみたいに感じているのでしょうか・・・。

でも、音楽性があって、奏する側が確信をもって演奏していれば、それはそれでいいと思います。
ですから嫌いじゃないんです。
ブリリアントのものは未聴ですが、ホグウッドの復刻はどこか懐かしく感じますね。
ピリオドの古典みたいな存在ですから。
価格もそうですね、隔世感ありすぎですね。
FDのシューベルト全集なんかもずいぶんと安くなってますし。

投稿: yokochan | 2012年6月11日 (月) 00時23分

ご無沙汰しております。こちらは、3月16日以降、経営者が変わりまして、残業および、休みが激減しての日々が続いております。変則シフトの日もあり、休日はほとんど寝込みきりという日もありました。

さて、私自身は、S・N氏騒動に関しては、私自身が、ある意味加害者であったのかもしれませんが、それはさておきそのことをきっかけに、当初ベートーヴェン晩年の弦楽四重奏曲に聴き入り、そこからモーツァルトをここの所聴き入っておりました。
私自身、この曲は、2009年の春ニートの頃に、ジョージ・セルの演奏で好きになりました。大学1年の頃に、近年人気が高いブリュッヘン演奏でも聴きましたが、いまだにその古雅な音色以外印象には残っていません。ブリュッヘンは、モーツァルト3大交響曲の再録が、本日発売のようですね。
ホグウッド、ノリントンも一時期聴きましたが、今となってはブリュッヘン以上に印象に残っていません。繰り返しはあまり好みませんが、ラファエル・クーベリックがバイエルン放送交響楽団と1985年ライブ演奏したORFEO盤は、繰り返されるたびにニュアンスが変わって奏でられ、その壮大さに感銘を受けました。ブルーノ・ヴァルターは、図書館で第2次世界大戦前ヴィーンフィルとの演奏で時折聞いています。今、連日第1,3楽章をカラヤン指揮ヴィーンフィル、第2楽章をベーム指揮最晩年ヴィーンフィル、第4楽章をユニテルがライブ映像として残したベーム指揮ヴィーンフィルをプレイリスト化して聴いています。
私が、モーツァルトの交響曲のヴィーンフィルの演奏でとりわけ印象的なのは、ホルン、オーボエを筆頭としてた管楽器が奏でる和音、色彩がとりわけパイプオルガン風の壮麗さ、荘厳さをもって響き渡ることでしょうか。この音色で聴くと、R.シュトラウスが、「ジュピター交響曲は私が聴いた音楽の中で最も偉大なものである。終曲のフーガを聞いたとき、私は天にいるかの思いがした」と述べたのも、わかる気がします。
先ほど挙げたカール・ベーム指揮ユニテルの映像は、youtubeでアップされていますが、晩年のR.シュトラウス、そして同じ同輩に当たるジョージ・セル同様きわめてコンパクトな指揮から神々しい演奏が生み出されるのですから、今見ると言葉を失いますね。
全曲映像は、このアドレスで見ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=sFFSevUaxMo

投稿: Kasshini | 2014年4月30日 (水) 06時15分

Kasshiniさん、こんにちは、そしてこちらこそ、ご無沙汰してます。
いろいろと、お忙しいようですね。
期の変わり目は、なにかと大変です。

ご返信遅れまして申し訳ありません。
S作品は、あれ以来、聴いてません。
あの件に関しましては、被害者も加害者もないのだと思いますが、ただ人をだましたこと、それだけは許せないところではありますが、いまはもう、どうでもよくなりました。
いつか、普通の気持ちで聴ける日を待ちます。

41番は、思えば偉大な音楽ですね。
Kasshiniさんが、リプレイスした4つの楽章の組み合わせ、なかなかのものですね。
ベームは、晩年のレコードもずっと聴きましたが、75年のNHKホールライブの凄さを忘れられません。
ユニテル映像もNHKで良く放送されていたので、よく覚えてます。
まさに、ウィーン生まれの、ウィーンフィルの音色ですね。パイプオルガンとはまた、うまくおっしゃる。

あと、わたくしには、アバドとロンドン響のものが、最高の演奏として記憶に残したい1枚です。

投稿: yokochan | 2014年5月 2日 (金) 20時03分

このプレイリストの選定基準は、ある意味極端なくらいシンプルで、ヴァルター指揮ヴィーンフィル演奏のテンポに近いステレオ録音のヴィーンフィル演奏で選んでいました。この基準で行くと、第3楽章がカラヤンでも遅いんです。第1楽章も絡んで選びましたが、気分によってレガートが気になりすし。ヴィーンフィルの音色はオルガントーンと書く人がネットで何人かいるようですね。私は知らずに、ホルン、オーボエを筆頭として管楽器が奏でる和音、色彩がとりわけパイプオルガン風の壮麗さ、荘厳さをもって響き渡ると書きましたが。
そのことを、カール・ベームは友情と述べていたようですが、このオルガントーンも、優れたアンサンブルの象徴として語られているみたいですね。オーケストラ全体が、オルガンのように一体化するという意味で。個人的には、ブルックナーよりも、モーツァルト・ハイドンのほうが感じ取りやすいです、セルとグルダがヴィーンフィルで共演したベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」でも聴きとれるので、ヴィーン古典派、聴いていないので推測ながらシューベルトあたりの時代の音楽なら感じ取りやすいのではと思います。
アッバードとロンドン響を選ぶのはyokochanらしいですね。私は、アッバードのモーツァルト 交響曲というと、図書館で借りて聴いたベルリンフィル演奏の交響曲第31番「パリ」だけなのです。

投稿: Kasshini | 2014年5月 3日 (土) 16時09分

Kasshiniさん、こんにちは。
しかられるかもしれませんが、最近、濃密なウィーンサウンドが、もたれるようになりました。
もちろん、聴いたら聴いたで、至福の想いをすることは間違いなのですが。
アバドばかり聴いてるから、ウィーンに客演しなくなったこともあるかもしれませんし、ベルリンフィルの方を多く聴くようになったことや、イギリスのオケもより聴いてることもあるでしょうね。

不遜な思いで恐縮です。

それでも、近時のウィーンは、個性が薄くなり、世界中のオケが没個性化が進んでますね。
そこに、アジア、ことに日本のオケもレベルアップして、加わっている図式です。

投稿: yokochan | 2014年5月11日 (日) 11時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」 ワルター指揮:

« リスト ピアノ協奏曲第1番 アルゲリッチ&アバド | トップページ | ベートーヴェン 交響曲第5番 ベーム指揮 »