ビール、餃子、ラーメンにフィガロ
ラーメン屋さんに行った時の基本セット。
カウンターに座るか座らなないかのうちに、注文する、「ビール、餃子にラーメンね」
赤いカウンターの色の、街の中華屋さんでは、絶対コレ
昨今のラーメン専門店では、こうはいきませんぜ
あっさり醤油味のシンプルラーメンは、太めのコシのある手打ち麺。
キャベツがザクザクしゃっきりの歯ごたえの餃子。
飲んだあとなのに、お一人様で、この始末。
新宿のガード下至近の思い出横丁にある「若月」にて。
本日3月29日21時45分。
外人さんにも人気の横丁。
この店でも、スペインから来たという美人さんが、ヤキソバ注文してましたよ。
別館飲食ブログの様相を呈してますが、新宿なのに、神奈川フィル。
モーツァルト 「フィガロの結婚」序曲
ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
聖響音楽堂シリーズのモーツァルト。
おそらく桜が満開を過ぎたあたりでしょうか、4月14日(土)のコンサートの冒頭に演奏される、沸き立つような歓喜の序曲。
ほんの4分ほどの曲ですが、そのあとに続く3時間あまりの天才としか言いようのないモーツァルトの劇音楽。
これまで何万回も聴いてきた序曲、そしてオペラ全編ももう何度も。
フィガロという機知と才気に飛んだ人物の結婚物語という目線で、楽しく見るもよしだが、このオペラが投げかけた社会的な問題提起の数々。
このオペラの前段は、ロッシーニの「セビリアの理髪師」で、アルマヴィーヴァ伯爵は、理髪師フィガロの機転の効いた知恵を借りて、見事ロジーナを獲得し結婚。
その数年後、フィガロは、伯爵に仕え、仕事仲間のスザンナと婚約するも、浮気性の伯爵の横恋慕をくらい、危うく恋人の初夜権を奪われそうになる。
それをこんどは、フィガロ以上におりこうさんのスザンナが頭を働かせて、男どもをぎゃふんと言わせる。そして、伯爵夫人の心の悲しみも描かれている。
貴族社会への半鐘と、女性目線の心の機微の巧みな描写。
短い序曲に、これだけのドラマを盛り込むことは不可能なれど、そんなドラマの端緒だよ、と予見させるような演奏であって欲しい。
オペラ全曲盤から抜き出すと、まさにそんな感じを思うことができるかも。
ハイティンクのノーブルなモーツァルトのオペラは、どれも素晴らしいと思う。
ロンドンでこそ出来たハイティンクのモーツァルト。
神奈川フィルの「フィガロの結婚」序曲も、付けたしの前座じゃなく、そんなことを思いながら聴けたらと思います。
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