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2012年3月29日 (木)

ビール、餃子、ラーメンにフィガロ

Wakatsuki1

ラーメン屋さんに行った時の基本セット。

カウンターに座るか座らなないかのうちに、注文する、「ビール、餃子にラーメンね」

赤いカウンターの色の、街の中華屋さんでは、絶対コレ

昨今のラーメン専門店では、こうはいきませんぜ

Wakatsuki3 Wakatsuki4

あっさり醤油味のシンプルラーメンは、太めのコシのある手打ち麺。

キャベツがザクザクしゃっきりの歯ごたえの餃子。

飲んだあとなのに、お一人様で、この始末。

Wakatsuki 

新宿のガード下至近の思い出横丁にある「若月」にて。

本日3月29日21時45分。

外人さんにも人気の横丁。

この店でも、スペインから来たという美人さんが、ヤキソバ注文してましたよ。

Mozart_figaro_haitink

別館飲食ブログの様相を呈してますが、新宿なのに、神奈川フィル

モーツァルト 「フィガロの結婚」序曲

 ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

聖響音楽堂シリーズのモーツァルト

おそらく桜が満開を過ぎたあたりでしょうか、4月14日(土)のコンサートの冒頭に演奏される、沸き立つような歓喜の序曲。

ほんの4分ほどの曲ですが、そのあとに続く3時間あまりの天才としか言いようのないモーツァルトの劇音楽。

これまで何万回も聴いてきた序曲、そしてオペラ全編ももう何度も。

フィガロという機知と才気に飛んだ人物の結婚物語という目線で、楽しく見るもよしだが、このオペラが投げかけた社会的な問題提起の数々。

このオペラの前段は、ロッシーニの「セビリアの理髪師」で、アルマヴィーヴァ伯爵は、理髪師フィガロの機転の効いた知恵を借りて、見事ロジーナを獲得し結婚。

その数年後、フィガロは、伯爵に仕え、仕事仲間のスザンナと婚約するも、浮気性の伯爵の横恋慕をくらい、危うく恋人の初夜権を奪われそうになる。
それをこんどは、フィガロ以上におりこうさんのスザンナが頭を働かせて、男どもをぎゃふんと言わせる。そして、伯爵夫人の心の悲しみも描かれている。

貴族社会への半鐘と、女性目線の心の機微の巧みな描写。

短い序曲に、これだけのドラマを盛り込むことは不可能なれど、そんなドラマの端緒だよ、と予見させるような演奏であって欲しい。

オペラ全曲盤から抜き出すと、まさにそんな感じを思うことができるかも。

ハイティンクのノーブルなモーツァルトのオペラは、どれも素晴らしいと思う。
ロンドンでこそ出来たハイティンクのモーツァルト。

神奈川フィルの「フィガロの結婚」序曲も、付けたしの前座じゃなく、そんなことを思いながら聴けたらと思います。

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