プロコフィエフ 交響曲第5番 エッシェンバッハ指揮
日暮里駅近くから望んだスカイツリー。
まだ接近を試みたことがないスカイツリーは、都内・千葉のいろんなところからチラ見しているけれど、どうも東京タワーのような親近感がない。
まぁ、それも時間の問題でして、もう少し涼しくなったら近づいてやろうと思うさまよえるオジサンなのでした。
サントリーホールで、スタンディングオヴェイションに答えるスキンヘッド。
がくがくブルブルでこっそり撮ってしまいました。
かれこれ8年前のフィラ管との来日時。逮捕されちゃいますかね、あたし・・・・・。
絶対にやらないことだけど、この人は撮りたかった。
手ブレでボケちゃっても、わかりますよね。
わたくし、賛否両論ありますこの指揮者兼ピアニストが好きなんです。
第一、なにをしでかすかわからないんですもん。
そしてハマるとドデカイことをやらかすし。
プロコフィエフ 交響曲第5番
クリストフ・エッシェンバッハ指揮 北ドイツ放送交響楽団
(2002.9 @ハンブルク)
しかも今回は、さらにイケナいことに、非正規盤ライブでございますわ。
あくまで、個人のお楽しみを、日記にしてしましたの図で受け取りください。
ワーグナーやブラームス、後期ロマン派、ロシアものなどの、重厚長大系に驚きの名演をくりひろげるエッシェンバッハ。
大戦末期のソ連にて書かれた第5交響曲は、プロコフィエフの交響曲の中でも一番、旋律的で、抒情的かつ独特のリズム感にも貫かれた名作。
中学生のときに、コンサートホールレーベルのサージェント&LSO盤を手にして目覚めたこの曲。
後年、やたらと凝っていろんな演奏を聴きまくり、原点のサージェントと新旧プレヴィン盤、そして意外に、FMでのチェリビダッケが好きだったりします。
数年前に手にしたこちらのエッシェンバッハもいまはお気に入りの1枚。
ゆったりとねっとりと始まり、テンポはつねにゆったりめ。
1楽章の最終音の壮絶さといったらありません。
一気呵成の2楽章も面白いし、まったく素晴らしいのが3楽章のアダージョの深遠なる世界。まるでマーラーを聴くかのようなジワジワとした感銘の深まりが味わえます。
それでもって、終楽章のとんでもない怒涛の煽りっぷり。
こんな風な、ちょっとお下劣チックないつものエッシェンバッハですが、そんななんでもアリ的な演奏が、マゼールのような計算ずくなところが見え隠れしないところがいいと思うんです。
詩的で、痛いほどに思い詰めたような繊細さと鋭さもあったピアニストのエッシェンバッハは、指揮者となってどこへ向かうのか、実はよくわからなかったりします。
そんな一筋縄ではいかないところが、ほかの元ピアニストの指揮者たちと異なるところデス。
特別付録 フサフサの若き日、いつもこんな風でスノッブな方から顰蹙をかっていた小澤さん。そして亡き石井眞木さん。
ワタクシが、エッシェンバッハを妙に好むのは、この他人事とは思えない激変ぶりぶりにあるのかもしれない。
オレ様だって、若い頃は・・・・って歌うのは腹の出たファルスタッフでございましたなぁ〜
おぉ、ついでに申さば、プロコの5番、現田さんと神奈川フィルでやってほしいな。
| 固定リンク
コメント