ブラームス ハンガリー舞曲第6番 アバド指揮
秋の食品サンプル。
さんまに、おでん、おいしそう。
浅草合羽橋から。
今日はかつてないほどにショート記事。
ブラームス ハンガリー舞曲第6番 ニ長調
クラウディオ・アバド指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(1982.4 @ウィーン)
ハンガリー舞曲は、ブラームスのオリジナルもあるが、大半はジプシーの民族音楽から素材を得ての編曲で、全部で21曲。
これを一度に聴くと、正直飽きてしまいます。
その時の気分によって、つまみ聴きするか、BGMみたいにして流し聴きするのがいいかも。
そして、それぞれの短さと盛り上がりの効果から、コンサートのアンコールピースとして定番の曲もいくつかあります。
この点も、ブラームスがアドヴァイスしたという、ドヴォルザークのスラヴ舞曲と兄弟のような関係にあります。
今日は、だいたい3分くらいの「第6番」。
明るい色調で、ゆったりと始まりながら、何度か同じフレーズを繰り返すうちに、テンポを上げてゆき、だんだんと熱狂的になってまいります。
中間部の哀感を伴った様相もどこか熱を帯びていて、そしてまた冒頭に戻って、快速運転に切り替わり、ジャンジャンと終了!
アバドの全曲録音は、ウィーンフィルならではの明るい音色も魅力的で、リズム感豊かに、早いテンポで演奏しきったスマートなハンガリー舞曲です。
日本でのアンコールは、1番が多かったかな、アバドは。
いつまでも若く元気で!
動画をひとつ貼っておきます。
これは、ユーリ・シモノフとモスクワフィルのユニークなロシアン的演奏。
お茶やコーヒーを吹き出さないようにご注意!
オモシロ指揮者シモノフの面目躍如(笑)
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コメント
しばらくご無沙汰しておりました。英国音楽メインの昨日の演奏会観劇お疲れ様でした。このCD私も持っております。久しぶりに今日全21曲を通して聴いてみましたが全く飽きが来ることはありませんでした。知性派とか沈着とか評されることが多いアバドですが、盛り上げるべきところは大いに盛り上げてくれていてたっぷり楽しめました。メータ指揮イスラエルのリストのハンガリー狂詩曲集と同じぐらい楽しめる名盤ですね。管弦楽版のハンガリー舞曲全曲だとスウィトナーとイヴァン・フィッシャーのが聴いてみたいのですが、機会をいまだに逃し続けています。フィッシャーのは洗練されたアバドと比べるとダサいんだけどそれが魅力だと言った評論家先生が昔おられたので…
投稿: 越後のオックス | 2013年10月19日 (土) 11時27分
越後のオックスさん、こんにちは。
お返しが遅くなってしまいました。
スラヴの方もそうですが、この舞曲集も、のんべんだらりと演奏されると、途中で飽き飽きとしてしまいます。
しかし、アバド盤は軽快で爽快。
まるでロッシーニを振るアバドのようです。
スウィトナーとフィッシャーは、わたくしも未聴です。
あとハイティンクも一部しかないので、ちゃんと聴いてみたいですね。
投稿: yokochan | 2013年10月22日 (火) 08時45分