バーンスタイン 「キャンディード」~Glitter and Be Gay
おぉ、麗しのスィーツ天国。
自由が丘のスィーツ・フォレストは、甘いもののショッピングセンター。
一時の勢いはありませんが、まだ健在でしたよ。
あま~ぃ
バーンスタイン 「キャンディード」~「Glitter and Be Gay」
オペラ、「キャンディード」は、序曲ばかりが有名となりました。
たしかに、短い中に、ユーモアとドラマ、そして急転直下の音楽のスリル感。
それぞれが、演奏効果がたっぷりあがる名曲でありますね。
そのオペラ全曲を、数年前に観劇しましたが、カーセンの秀逸な演出でもって、アメリカンドリームと、ほのぼの感、そして最後は、地球規模ワールドワイドな壮大な環境保護や反戦へのテーゼを導きだす名舞台でありました。
その中におかれた、ヒロインのクネゴンデ(名前悪いね・・・)のアリア、「Glitter and Be Gay」は、わたくしの大好きな歌で、そう、序曲のエッセンスを、そのまま歌にしたかのような、バーンスタインの天才性とセンスあふれる曲なんです。
一番好きなのが、ドーン・アッショーの歌うCD。
ジャズもポップスも歌う彼女のセンス満点の歌唱がyoutubeにUPされてましたよ。
可愛さも感じるアップショーのアメリカンな歌。
若者も魅惑するだろな。
完璧かつ、心くすぐられませんか?
それに対し、女の人って、こわーーい、お父さんや、おじいさんは、きっとイチコロ。
そんな、恐ろしい、ナタリー・デセイのうますぎる歌。
わかっていても、はまってします、男のサガすら感じる、デセイさまの、有無を言わせぬすごさ。
もうおやめになって・・・
男たちは、みんな、そうしたもの。
みんな貢いでしまうので(byキャンディード)
でも、キャンデードの偉いところは、自分は、着実に農園を広げ、そんな彼に合う真面目な嫁をもらい、一方で、クネゴンデに騙されながらも、その虚構を見抜き、最後には達観してしまうところにありました。
この、楽しいアリアは、キャンディードを騙してしまう、クネゴンデですが、本当は、そんな自分に苦しんでいるところを歌いださねくてはならない。
そうした葛藤でも、デセイさまは完璧ですよ。
そして、ドイツ語圏でも、深みさえもある、ディアナ・ダムラウが見事に歌ってますぜ。
こちらもいいですね。
こちらは、夜の女王にも通じる、ドイツ的な魔的な森の世界を歌い出してくれました。
こちらも、怖いわ・・・笑
そして、全米で大人気のクリスティン・チェノウィスさま。
1968年生まれのブロードウェイ歌手。
オペラの素養もあり、その歌への感情移入の見事さには脱帽。
オペラの側面としての「キャンディード」からすると、ミュージカルにぶれすぎだけど、オペラ=ミュージカルとしての方が作品の自由さからして、相応しく、むしろ、こんな歌唱こそ、バーンスタインが望んでいたのではないかと思ったりもします。
そして、最後は、再褐ながら、この歌唱をもっと進化させて欲しい、いや、きっとしている、彼女向けの曲でもある、パトリシア・プティボン。
天然系です。
クネゴンデみたいな可愛いど、おっかねぇ女には、おら、ぜってぇ、逢いたくねぇ~
過去記事
佐渡裕プロデュース「キャンディード」記事 ①
佐渡裕プロデュース「キャンディード」記事 ②
序曲とアリア
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