« チャイコフスキー 交響曲第5番 メンゲルベルク指揮 | トップページ | ヴェルディ レクイエム アバド指揮 »

2014年8月13日 (水)

バーンスタイン 「キャンディード」~Glitter and Be Gay

Sweets_foarst

おぉ、麗しのスィーツ天国。

自由が丘のスィーツ・フォレストは、甘いもののショッピングセンター。

一時の勢いはありませんが、まだ健在でしたよ。

あま~ぃ

Candide14

  バーンスタイン 「キャンディード」~「Glitter and Be Gay」

オペラ、「キャンディード」は、序曲ばかりが有名となりました。

たしかに、短い中に、ユーモアとドラマ、そして急転直下の音楽のスリル感。
それぞれが、演奏効果がたっぷりあがる名曲でありますね。

そのオペラ全曲を、数年前に観劇しましたが、カーセンの秀逸な演出でもって、アメリカンドリームと、ほのぼの感、そして最後は、地球規模ワールドワイドな壮大な環境保護や反戦へのテーゼを導きだす名舞台でありました。

その中におかれた、ヒロインのクネゴンデ(名前悪いね・・・)のアリア、「Glitter and Be Gay」は、わたくしの大好きな歌で、そう、序曲のエッセンスを、そのまま歌にしたかのような、バーンスタインの天才性とセンスあふれる曲なんです。

一番好きなのが、ドーン・アッショーの歌うCD。
ジャズもポップスも歌う彼女のセンス満点の歌唱がyoutubeにUPされてましたよ。

可愛さも感じるアップショーのアメリカンな歌。
若者も魅惑するだろな。

完璧かつ、心くすぐられませんか?

それに対し、女の人って、こわーーい、お父さんや、おじいさんは、きっとイチコロ。

そんな、恐ろしい、ナタリー・デセイのうますぎる歌。



わかっていても、はまってします、男のサガすら感じる、デセイさまの、有無を言わせぬすごさ。

もうおやめになって・・・

男たちは、みんな、そうしたもの。

みんな貢いでしまうので(byキャンディード)

でも、キャンデードの偉いところは、自分は、着実に農園を広げ、そんな彼に合う真面目な嫁をもらい、一方で、クネゴンデに騙されながらも、その虚構を見抜き、最後には達観してしまうところにありました。

 この、楽しいアリアは、キャンディードを騙してしまう、クネゴンデですが、本当は、そんな自分に苦しんでいるところを歌いださねくてはならない。

そうした葛藤でも、デセイさまは完璧ですよ。

そして、ドイツ語圏でも、深みさえもある、ディアナ・ダムラウが見事に歌ってますぜ。

こちらもいいですね。

こちらは、夜の女王にも通じる、ドイツ的な魔的な森の世界を歌い出してくれました。

こちらも、怖いわ・・・笑



そして、全米で大人気のクリスティン・チェノウィスさま。

1968年生まれのブロードウェイ歌手。

オペラの素養もあり、その歌への感情移入の見事さには脱帽。

オペラの側面としての「キャンディード」からすると、ミュージカルにぶれすぎだけど、オペラ=ミュージカルとしての方が作品の自由さからして、相応しく、むしろ、こんな歌唱こそ、バーンスタインが望んでいたのではないかと思ったりもします。

そして、最後は、再褐ながら、この歌唱をもっと進化させて欲しい、いや、きっとしている、彼女向けの曲でもある、パトリシア・プティボン。
天然系です。

クネゴンデみたいな可愛いど、おっかねぇ女には、おら、ぜってぇ、逢いたくねぇ~

過去記事

佐渡裕プロデュース「キャンディード」記事 ①

佐渡裕プロデュース「キャンディード」記事 ②

序曲とアリア

|

« チャイコフスキー 交響曲第5番 メンゲルベルク指揮 | トップページ | ヴェルディ レクイエム アバド指揮 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: バーンスタイン 「キャンディード」~Glitter and Be Gay:

« チャイコフスキー 交響曲第5番 メンゲルベルク指揮 | トップページ | ヴェルディ レクイエム アバド指揮 »