« 神奈川フィルハーモニー第307回定期演奏会  広上淳一 指揮 | トップページ | スクリャービン 交響曲第3番「神聖な詩」 キタエンコ指揮 »

2015年3月11日 (水)

スメタナ 「モルダウ」 ミュンシュ指揮

Smetana_moldau_munch

   スメタナ  交響詩「我が祖国より」~「モルダウ」

     シャルル・ミュンシュ指揮 フランス国立放送管弦楽団


わたくしの「モルダウ」は、これが刷り込み。

もう2回目の記事になりますが、今夜は、これが聴きたくなりました。

もう4年、いや、まだ4年。

今日は、あの悲しい出来事の起きた日でした。

 日本中の心が、一体になった。

決して、その心や気持ちを、風化させてはいけません。

 4年前の、自分のブログを振り返って、読んだりもしてみました。

なにも、情報が入らないままに、震災翌日に、神奈川フィルの定期に足を運び、ガラガラの会場で、壮絶なマーラーの6番の演奏を聴き、心震えました。

昨日のことのように、覚えてます。

そのあと、知りあった、いまや、作者不詳とも言っていい某交響曲とか・・・。

 いずれにしても、音楽が共にあって、その音楽の力を痛感しつつ、それに包まれるようにして、自分は生きていたし、これからも、そうあるのだということを、いやというほど実感したのでした。

 誰しも、懐かしい音楽ともいえる「モルダウ」を聴きつつ、それこそ、自分にとって懐かしいミュンシュの演奏には、大昔の自分や、育った町にまで、その思いを馳せることになるのでした。

コンサート・ホール・レーベルの60年代の録音は、もこもこ系で、決していい音はしませんし、演奏も、少し乱暴なところもある一本義な指揮ぶりですが、このジャケットを見ながら聴くと、ほんとうに郷愁を覚えます。

音楽って、シンプルに、こうゆうことでもあるんですよね。

|

« 神奈川フィルハーモニー第307回定期演奏会  広上淳一 指揮 | トップページ | スクリャービン 交響曲第3番「神聖な詩」 キタエンコ指揮 »

コメント

おはようございます、よこちゃん様。
あの3月11日から4年…未だ癒える事のない悲しみや苦しみの中で避難生活を送る方々に心を痛めつつ、子供のいない私にとって可愛い存在の甥っ子が無事第一志望の高校に合格した事を喜んでいる本日です。
3月1日、東京交響楽団の演奏会に行きました。演目はブリテンのピアノ協奏曲、エルガーの交響曲1番を含む4曲。内容的にも時間的にもスケールの大きな演奏会でした。若手ピアニストのキット・アームストロングさんの演奏はテクニックも表現も申し分なく大変素晴らしいものでした。その前にあった大谷康子さんのヴァイオリンソロが霞んでしまうくらい(康子さんゴメンナサイ)エルガー1番は生演奏はお初でした。忠さんのCDは嫌という程聴いてますが…重鎮マエストロ秋山和慶氏のこの曲に対する思いがひしひしと感じられ第一楽章から涙がこぼれ落ち、もういけません。鼻水も出てくるし。終演後のブラボーと拍手の中、感動で暫く立ち上がれませんでした。よこちゃん様にも聴かせたかったなどと勝手な思いを巡らせておりました。

投稿: ONE ON ONE | 2015年3月14日 (土) 08時42分

ONE ON ONEさん、こんにちは。
甥子さんの合格、まずは、おめでとうございます。

エルガーの1番は、日本の音楽界でも、完全定着しましたね。
わたくしも、1楽章の出だしから、いつも、感動の高まりでもって、胸が詰まってしまいます。
まして、実演となるとなおさらで、ONE ON ONEさんの、そのときのお気持ち、いやと言うほど共感できます。
お読みしてて、こちらまで、その音楽が脳内にこだまして、涙が出そうになりました。
 素晴らしい体験をされましたね。
わたくしも、聴きたかったです。
ありがとうございます。

投稿: yokochan | 2015年3月15日 (日) 10時18分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スメタナ 「モルダウ」 ミュンシュ指揮:

« 神奈川フィルハーモニー第307回定期演奏会  広上淳一 指揮 | トップページ | スクリャービン 交響曲第3番「神聖な詩」 キタエンコ指揮 »