モーツァルト 交響曲第38番「プラハ」 ハイティンク指揮
秦野市の弘法山へ登る途上からの富士山。
秦野は山に囲まれた盆地で、丹沢連峰からの自然の恵みにあふれてます。
近いもので始終いってます、秦野名水も汲んできます。
モーツァルト 交響曲第38番 ニ長調 「プラハ」 K504
ベルナルト・ハイティンク指揮 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
(2002.9.2 @ ドレスデン)
あれだけ交響曲全集を量産したのに、ハイティンクにはハイドンとモーツァルトの交響曲の録音はとても少ない。
オラトリオやオペラは残したのに残念なものです。
貴重なドレスデンとのモーツァルトのライブ。
モーツァルトでは、あと35番と41番がその交響曲レパートリーだったかも。
日本に来た時には、ドレスデンとシカゴで41番を演奏していて、わたしもシカゴとの時に聴いてます。
堂々たるジュピターになるかと思ったら、澄み切った心境にさせてくれる孤高の演奏だった。
そのシカゴとの演奏の7年前のドレスデンライブ。
録音に潤いを求めたいところだが、演奏は渋くてマイルド。
古楽的な奏法なんて微塵もなく、毅然として美しく、ソナタ形式による3つの楽章のシンフォニックな佇まいが凛々しい。
ドレスデンも、この頃は克明なサウンドを保持していて、重なり合う楽器が美術品のように見どころ聴きどころにあふれている。
ティーレマンのあと、ドレスデンは誰が指揮をするんだろう。
スゥイトナーのプラハも久方ぶりに聴いてみた。
より柔和で、より美しい演奏であり、オーケストラでありました。
プラハを聴くと、いつも思うこと。
なんで3楽章なんだろう?37番はどこへいっちゃったんだろう。
そんなことはともかく、モーツァルトで癒されたい。
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