バッハ コーヒー・カンタータ コレギウム・アウレウム
ベタですが、コーヒー☕
しかもお馴染みのコメダです。
名古屋発祥のコメダ珈琲店は、かつては愛知県を中心とするローカルチェーン店だった。
私は名古屋に単身赴任歴があり、その頃は東海3県ぐらいの出店で、ともかく外で打ち合わせなどをする場合は必ずコメダだった。
喫茶店&モーニング文化の成熟した名古屋圏ならではのスタイルが、いまは全国に浸透し、日本のすべての都道府県でコメダのコーヒーと美味しい軽食が楽しめるようになりました。
バッハ カンタータ第211番「お静かに、おしゃべりせずに」
「コーヒー・カンタータ」
S:エリー・アメリンク
Br:ジークムント・ニムスゲルン
T:ジェラルド・イングリッシュ
指揮:ラインハルト・ペータース
コレギウム・アウレウム合奏団
(1966 @キルハイム)
教会カンタータと対局にあるバッハの世俗カンタータ。
教会の礼拝や暦に則した教会カンタータに対し、お祝い事などで依頼を受けて書かれたのが世俗カンタータで、いつものバッハの厳しさとは違って、物語り性のある楽しい音楽だったりもします。
文化としてのコーヒーは、ヨーロッパでは1600年代半ばにロンドンを中心にして広まり、フランス、オーストリア、ドイツと広まっていった。
アフリカ、中東からの流れであり、それはイスラムとの関連もあるが、ヨーロッパではまさに列強の植民地からの流れだろう。
バッハのいたライプチヒでもコーヒーは女性を中心に大流行。
すぐれた台本作者であったピカンダーというペンネームを持つクリスティアン・フリードリヒ・ヘンリツィの台本。
このコンビは、「マタイ受難曲」という人類の宝ともいうべき作品を残してます。
ユーモアに富んだ、楽しくもペーソスあふれる内容。
テノールは語りで、コーヒーに夢中の娘とそれ止めさせたい父親のちょっとした物語。
「静かにおしゃべりをしないで聴いて」とテノールの語りから始まる。
父親は娘が言うことをきかないとこぼし、娘はコーヒーを飲まないとおかしくなる、コーヒーはキスよりも葡萄酒よりもおいしいわ、と歌う。
父は、旦那さんが見つからないぞ、と脅しをかけるが、それならすぐに見つけてきて、それならコーヒーは止めるわよ、とうそぶく。
父は急いで婿探しに出かけるが、実は、娘はコーヒーを飲ませてくれない夫はお断り、と言ってまわっているそうな・・・
可愛いアリアが聴きものの素敵なカンタータ。
コーヒーのかぐわしい香りの似合うバッハの音楽であります。
私のようなちょっと古めの70年代男には、極めて懐かしいコレギウム・アウレウム合奏団。
ハルモニアムンディレーベルは、日本ではBASFレーベルとして、テイチクが販売を請け負っていた。
当時としては斬新だった古楽器を使用しての合奏団で、指揮者は置かず、キルハイムの古城のひと間を録音会場としていた。
ここでは指揮者の名前にラインハルト・ペータースがあり、まとめ役みたいな存在だったのだろうか。
このペータースも日本人には馴染みのある、懐かしい名前です。
N響によく来ていて、いわゆるドイツのオペラハウスの中堅的な存在で手堅い指揮ぶりで、テレビとFMでよく聴いてましたね。
いまこの合奏団の音を聴くと、どこが古楽だろうか、古楽器だろうかと思われるでしょう。
ピッチはやや低めで、ヴィブラートも普通にかけられている。
でもその音には落ち着きがあり、いぶし銀のような渋みもあり、心地よくも懐かしいのです。
そして清廉なるアメリングの歌声は、もはや癒しの境地にすらあり、ほんとに素晴らしい。
ワガママ娘というよりは、父親もコーヒーも大好きな優しい娘に感じます。
父親はニムスゲルン。
実は、ニムスゲルンはこの9月14日に85歳で亡くなりました。
歌曲も宗教作品も、オペラにも、いずれも第1級のバリトンで、声域はバス・バリトン。
ここで聴く父親としての歌いぶりは、とても若く軽やかです。
のちにリリングのもとでバッハ作品をたくさん録音、カンタータや「マタイ」のイエスも懐かしいです。
さらにアイーダのアムナズロも得意役だったし、なんたってワーグナーですよ。
シェローのあとのバイロイトのリングで、ショルテイに抜擢されウォータンを歌った。
このときの録音は、エアチェックして愛聴しているがとくに指揮がシュナイダーに変わったときのものは、最高の美声のウォータンとして、私は大いに気にいってます。
ここにジークムント・ニムスゲルンへの追悼としても、この記事を起こしました。
アメリングはまだお元気の様子で、1933年生れで92歳。
ずっとお元気でいらして欲しい歌手のひとりです。
前にハイドンの四季で出した画像ですが、わたくしもコーヒーは欠かせません。
毎朝、食事のともに、2杯は飲みます。
かならずそのまま、なにかを入れると飲めません。
ようやく秋の気配が感じられる頃、今週末はノット&東響の「マタイ受難曲」です。
ここでのイエスは、今年のバイロイトでナイスなベックメッサーを歌ったミヒャエル・ナジです。
もう平常心で聴くことができない予感、聴く前から感動してる自分って・・・
コーヒー飲んで落ち着こう☕













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