ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界から」 ダウスゴー指揮
新年を迎えました。
そしてあっという間に1週間が経とうとしてます。
今年も好きな音楽を聴き、マイペースでブログ記事を起こしていこうと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
2026年最初の音楽は「新世界」です。
あまりもベタな選曲であり、年中いいけど、新年の演奏会の比率も高い名曲中の名曲。
ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 op.95 「新世界から」
トーマス・ダウスゴー指揮 スウェーデン室内管弦楽団
(2006.4,5 @エレブルー・コンサートホール)
もう聴き古した感のある新世界。
私の初レコードは小学生のときの「ケルテスの新世界」だった。
またレコードでも新世界と未完成などを組み合わせたりしたベストレコードがいろんな形で出ていた70年代。
クラシック入門用のレコードの一品としてご家庭で珍重されたものだ。
さらには、コンサートでは3大交響曲とかいって、「未完成」「運命」「新世界」の3つをプログラミングしたものも人気だ。
クラシック初心の方からベテランリスナーまでを惹き付けてやまない旋律の宝庫と、郷愁誘う懐かしさ、かっこよさも持ち合わせた「新世界」であります。
爾来たくさんの新世界を聴いてきたが、室内オーケストラによる新世界は初めてだった。
デンマークの指揮者ダウスゴーは。スウェーデン室内管を1997~2019年まで20年以上に渡って率いて、その間かなり多くの録音も残しました。
ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、メンデルスゾーン、ブラームス、ブルックナー、ワーグナー、チャイコフスキーなどの多彩なレコーディングがあり、ドヴォルザークも1枚だけですが2曲の交響曲を残してます。
こちらのブログにはそこそこにこのコンビの記事がありますが、私はダウスゴーが好きでCDもほとんど揃えつつあります。
常に速めのテンポ設定をとり、キビキビとしたその演奏は心地よくもあり、でも核心をついた考え抜かれた音楽考察もありつつ、それが乾燥してしまった味気なさを感じさせない深みと大胆さがあります。
このコンビの比較的最初の頃のものだが、徹底したその独自のスタイルがすでに完成している。
聴き古した「新世界」がかくも新鮮に、出来立ての音楽として響く。
1楽章から、いつものお馴染みのメロディがなんの気もなく、ポンポンと飛び出して来て、思い入れや過度の表情付けもなく、ピュアそのもの。
ラルゴなど、透明感にあふれ透けてみえるくらいの純粋な美しさがあった。
快速調のスケルツォなど痛快だし、その対比としての中間部は表情少なめに淡々と流れるのが面白いが、ちょっとした楽器の橋渡しなどが引立ち、いつもと違う瞬間を見出せる。
ずばずばと決まりまくる終楽章。
ヒロイックなところはなく、快速ながら素直に音楽的で、すべての楽器がすべてのモティーフが聴こえ透けてみえる。
最終の和音もずいぶんと長く鳴らして終結するところがユニークだし、これがまた美しい。
ボヘミアやアメリカ、そうした要素は感じられず、ただただドヴォルザークの楽譜を思い入れなく演奏したという感じで、新鮮極まりない。
併録の6番の方が、実はもっと面白くいていい演奏だ。
魅力ある作品である6番が、こんなに楽しい音楽だったとは。
できれば5番も録音して欲しかった。
ダウスゴーさん、昨年来日して新日、大フィル、名フィル、札響などに客演したが、聴く機会をえられなかった。
5年まえのBBCスコテッシュとのマーラーのみが唯一の実演。
シアトル響を辞めてしまったのは、実に残念で、その高音質の自社レーベル録音はユニークな演目とともに楽しみだった。
いまはデンマークやスウェーデンでの桂冠指揮者としての称号しかないが、次なるポストはないものだろうか・・・
レコーディングも最近ないのも寂しい。






























































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