「聖書の暗号」
数年前に「聖書の暗号」という本を読んで、「恐ろしい」という思いとともに、 「ホンマかいな?」という思いを持った。その記憶がすっかり失せた今、本屋で「聖書の暗号2」を見つけ、速攻読破し、また不安と疑惑の念にかられている。
著者は、アメリカのジャーナリスト「マイケル・ドロズニン(Michael Drosnin)」という人だ。1刊目が1997年、2刊目が2002年の作で、もう数年が過ぎてい る。テレビなどでも紹介されていたらしい。
約3000年前に書かれた膨大な旧約聖書の最初の5書「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」、以上の合計30万4800字からなるヘブライ語の文字を、すべて一列に並べ、コンピューターを使い数字ずつ飛ばして等間隔で読むと、名詞や名前、出来事、地名などが出てくる。その周辺にその言葉にまつわる年号や関連事項が出てくる。
ユダヤ人数学者「エリアフ・リップス」が発見したものである。
そうした偶然は、確率的に何十万分の一でしか起きないと検証されていて、他の書物や大小説でも実験を行っているが、まさに起こり得ないらしい。
どんなことが、隠されているかというと・・・・。
「世界戦争、ヒトラー、ホロコースト」「ケネディ、ダラス、死」「オズワルド、暗殺する」日本がらみでは「広島、1945、原爆」「オウム真理教、地下鉄、ガス」「神戸、日本、地震・火災、1995」等など。2刊目での発見は、「双子、塔、二度、打倒した、飛行機」「ビンラディン、塔のある町」「ラビン(イスラエル首相)、暗殺」・・・・、他にもクリントン、ブッシュ、ゴア、アラファト、シャロン・・・、世界を揺るがす政治家達の名前が植え込まれている、という。将来の出来事まで暗示されている。
驚くべきは、「2000~2006、大地震、日本」「2006年、世界戦争」「終わりの日に、2006」である。起こった事項を検索して、後付けで発見しているわけで、前もって未来を読み込むことは、キーワードがない限り難しい。
作者は、予言は決まったことでなく、我々が努力して変更可能なものとしているが、いやなものである。だいたい、誰がこんなこと暗号化したのか?人間を超えた存在か?かつて全く異なる世界からやったきた存在がいたのか?深まる疑問に疑惑。
この本を単なる虚構として済ましてしまってよいのか?私にはわからない。
だが、危険な兆候は符合するばかりだ。世界では、アラファトの死(暗殺説あり)、シャロンの重態、ファタハの躍進、ビンラディンのテロ宣言とブッシュの強硬姿勢、中東での風刺画騒動。
国内では、小泉首相の任期終了が近い、道徳心の欠如にともなう殺人・偽装、ライブドア事件に見られる空疎な金への執着、日本の経済がまやかしの上に成り立っている時に大地震でも起きようなものならどうなるか?空恐ろしい。
しかしこれだけは言える、自分の余命も含め、来るべき時のために、未聴のCDやろくに聴いてないCDを慈しむようにして聴くこと。カセット音源やビデオのCD化。在庫の各種酒たちの処理。
ああ、忙しい。こんな大事なことに囲まれて、死んでなんていられるものか、てな気分である。矢でも鉄砲でももってこい、っていう気分である。
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